遠くの物が２重に見える

視力回復トレーニング中

超音波発信器を使いながら、視力回復トレーニングを始めて３ヶ月。

目の状態は徐々に、確実に良くなっている気がする。

けど、気のせいかな。多分気のせいｗ

その過程で目の異常な痛みやコリの発症以外に気がついた事としては、

遠くの物が２重、３重に見えることが日常的に発生していることであろう。

以前は、遠くはぼやけて見えていることが多かった。

例えば、一本の線を見た時、薄く広がって見える。

しかし、今は一本の線が、割と濃い色で２本以上見える。

遠くの三日月お月様を見るときなど、６重、７重に見えてしまう。

何故このような状態が頻繁に発生するようになったのだろうか。

複視というものがありますが、片目をつぶっても２重、３重に見えるときは

複視ではありません。

遠くのものが２重、３重に見える理由は何か。

それは、網膜に映し出される画像に変化が生じたから。

目に入った真っすぐな光が当たる中止部を中心窩と呼ぶ。

その中心点から直径１．５～２．０ｍｍの円形部分が黄斑部と呼ばれる所で、視細胞が非常に密に存在している。まあ、１．５ｍｍかな。

実は、この部分に当たった光の情報でしか視力１．０以上を出す事ができません。

それより外に当たった光は、視細胞が荒く情報量が不十分で解像度がでない。

この解像度が出ない黄斑部の外に当たった光の情報を脳で再構築して見えているのが、２重、３重のぼやけた画像なのですから、つまり、視力が変化する（良くなる）過程で、２重、３重に見える状態は必ず発生します。

全体的にぼやけている状態から、２重、３重に見える状態への変化は、目の状態が良くなってきたためです。

つまり、遠くの像が２重、３重に見えるということは、新たに視神経回路のネットワークが構築された証拠です。

これは、何等かの血管新生、神経回路新生が行われている証拠でもあります。

目が良くなる過程で、必ずこのような現象に遭遇するはずです。

もしも、このような状況になったら、目が良くなる可能性を自覚して下さい。

この２重、３重の現象は、焦点が黄斑部に合って、はっきり見える画像情報が

視神経ネットワークにより多くの電流が流れ続けることにより１つの像になってきます。

そして、突然２重、３重になっている像が一つのくっきりした像に変る瞬間を体験することでしょう。

みんながそうあって欲しいです。