2つの自殺法
細胞の死に方には2つある。
・アポトーシス
・ネクローシス
ですね。
以前、ネクローシスは、母体(核)からのミトコンドリアなどの細胞内小器官の殺戮であるという話をしたと思います。
ネクローシスとは、細胞やその小器官が膨潤して、破裂し破壊されることですね。
細胞が壊れる(死ぬ)ひとつの形態です。
その行為は、小器官のひとつであるミトコンドリアを破壊しています。
そして、核DNAは、破壊されずにそのまま残っているのではないかと思っています。
つまり、核DNAがミトコンドリアを殺している。
その行為が、ネクローシスの正体だ。
アポトーシスは、その逆で、ミトコンドリアが核DNAを殺している。
アポトーシスで母体の核(DNA)は、ミトコンドリアから出たたんぱく質により4つに分裂する。
4つに割かれているですね。
そして、核DNAは死ぬ。
その行為が、アポトーシスの正体です。
細胞の自殺と言われますが、実は核の殺され方ですね。
20億年前に(古細菌)の細胞内にミトコンドリア(真正細菌)が侵入して以来、互いにどちらかが邪魔になると他を殺してきた。
その歴史が、アポトーシスとネクローシスだと私は思っています。
これって、ミクロで見ると自殺じゃなくて、他殺だよね。