目次
アスタキサンチンの抗酸化作用
アスタキサンチンの抗酸化作用が強いことが、話題になっている。
抗酸化作用がビタミンEの何倍だのβカロチンの何倍も強いことばかりが強調されて、
他の機能が見過ごされているように感じてならない。
何でも、抗酸化作用で説明しようとする単純さ。
アホか。
活性酸素にばかり説明が集中しているのは、つまり、まだ、アスタキサンチンの効果、
効能について良く分かっていないのが現状と言うことなのか。
もし他の知識があれば、それらについてもいろいろ言及されていることだろう。
彼らには、それらの知識がないから、活性酸素の除去が著しいことばかり書かれている。
アスタキサンチンの効果、効能は何か
アスタキサンチンは以下のような効果、効能が謳われています。
- 目疾患の予防・改善・(眼精疲労の改善など)
- 皮膚障害の予防・改善・(美肌効果、美白効果など)
- 生活習慣病の予防・改善(心筋梗塞のリスク低減、糖尿病予防など)
- メタボリックシンドロームの予防・改善(高血圧・高脂血症・肥満の予防など)
- 免疫力の向上(ストレス性免疫低下の抑制など)
- 抗疲労作用(筋肉疲労の軽減など)
- 抗炎症・抗アレルギー作用
- 抗がん作用
- 認知機能の改善
- 血行促進
生活習慣病の予防や、メタボリック、認知症、血行促進、抗がん作用などは、一般に真実が良く分からない状態で良く言われることなので置いておいて、 ここで、着目すべき点は、目疾患の予防・改善と、抗炎症・抗アレルギー作用だと思います。
この2つが、アスタキサンチンの特徴的な効果・効能ではないでしょうか。
抗炎症については、「アスタキサンチンの腎機能改善」を是非参照してください。
ここでは、アスタキサンチンの目疾患の改善について、掘り下げてみたいと思います。
アスタキサンチンで視力回復
アスタキサンチンを摂取することにより、眼精疲労や視力が回復がみられたという報告が数多くあります。
アスタキサンチンによる視機能の変化
アスタキサンチンの視機能への影響を,40歳以上の健康人49人49眼について検索した。全例を年齢と性別が同じような4群に分け,それぞれに1日1回,0mg, 2mg, 4mg, 12mgのアスタキサンチンを28日間内服させた。4mg群,12mg群で遠見裸眼視力が有意に改善した。4mg群と12mg群では調節緊張時間が有意に短縮した。屈折値,フリッカー融合頻度,瞳孔反応には変化がなかった。
(藤田保健衛生大学医学部眼科学教室の論文より) 富山医科薬科大学眼科による試験の結果、
アスタキサンチン5mgを1ヶ月摂取したところ、ピント調節力が改善しました。
ピント調節力の改善に伴い、肩こりや目の奥の痛みが改善したという報告もあります。
また藤田保健衛生大学眼科による試験では、アスタキサンチンの摂取量が多いほど、調節にかかる時間が短いことがわかりました。
一方、効果がないと言う報告もあるので、鵜呑みにはできませんけど、私は効果があると思っています。
血液網膜関門
目は神経の束で脳と直結した生命活動を維持するために最も重要でとても大切な器官です。
そのため「血液脳関門」と同じように、網膜にも特定の栄養素だけを選別する「血液網膜関門」が存在します。
いわば「関所」のようなものがあり、不用な物質はすべてはじかれてしまいます。
この脳や目に必要な栄養素のみを選別するこのフィルターのようなシステムはとても厳重なもので、ビタミンCやビタミンE、βカロテンなどの抗酸化物質でさえ通れないのです。
アスタキサンチンは他の物質が通れないこの関所を通過することができる数少ない物質のひとつです。
近視はピント調整機能の低下
わたしたちがものを見るときは、眼球のまわりの毛様体筋という筋肉によって水晶体の厚みを変え、
ピント調節をしているのですが、目を酷使するとこの機能が疲労し、調節がうまく働かなくなります。
これが眼精疲労という状態で、目がしょぼしょぼする、目が痛い、かすむ、という症状だけでなく、
ひどくなると肩がこったり、頭痛がおきたりします。
アスタキサンチンは、この「血液網膜関門」も通過することができるので、網膜など目の組織に対してダイレクトに抗酸化作用を発揮します。
物を見る時は、脳と目が上手く連動していなければいけませんが、それらの機能を維持するためには、脳や目といった繊細な場所に、有効なアスタキサンチン・ルテイン・ゼアキサンチンといった通過可能な成分を供給しなければ意味がないのです。
目の疾患の改善
目は皮膚同様、紫外線を直接浴びるため、表面や内部でたくさんの活性酸素が発生していると考えられます。
アスタキサンチンは紫外線によって発生する一重項酸素の消去に働くことがわかっています。
そのため、アスタキサンチンは眼精疲労だけでなく、紫外線のダメージが原因と考えられるさまざまな目のトラブル、黄斑変性症、白内障、網膜症、ブドウ膜炎などに対しても有効性が期待されています。
アスタキサンチンは、失明の恐れもあるブドウ膜炎という病気にも効果的だと言われています。
ブドウ膜炎とは、目の虹彩や毛様体、網膜、脈絡膜に炎症が起こる病気で、これにアスタキサンチンが効果を発揮する事が分かっているのです。
その他、加齢によって黄斑部が変性するために視界がゆがんだり狭くなったりする加齢黄斑変性症や、緑内障にも効果があると考えられています。
白内障は、80代になると100%の確率で誰もがかかる病気です。
アスタキサンチンは、この白内障に効果があります。
白内障は、水晶体にタンパク質が溜って白く濁る病気で、患者の7割が加齢によって引き起こされています。
水晶体が濁るという状態は、水晶体の細胞内に存在するクリスタリンタンパクというタンパク質の異常変質によるものです。
クリスタリンタンパクは、本来であれば非常に小さく、水晶体の働きを邪魔することはありませんが、クリスタリンタンパクを構成しているアミノ酸が、様々な要因によりストレスを受けることで、異常なサイズの塊へと成長してしまうのです。
これにより、水晶体を通過するべき光が眼の奥に届かなくなったり、反射して眩しくなったりしてしまいます。
白内障は、気が付きにくい病気なので、普段から目をケアしてあげることで発症を遅らせることが大切です。
何故、水晶体にタンパク質が溜ってしまうのかというと、活性酸素が多くなり過ぎて水晶体に存在しているタンパク質が酸化してしまうことが原因なのです。
ですから、活性酸素を除去してくれるアスタキサンチンのパワーで、水晶体の酸化を防ぐことで、白内障の予防や進行を食い止めることができるのです。
アスタキサンチンの摂取量
アスタキサンチンの一日の摂取目安量は、およそ6㎎と言われています。
アスタキサンチンは、イクラやカニやエビの甲羅などに多く含まれていることで知られています。
これは、サケの切り身1,2切れ程度、エビなら10匹程度で摂取できる量です。
魚介類が好きな人にとってはそれほど摂取するのは難しくないのではないでしょうか。
アスタキサンチンはとても安全性の高い天然成分なので、過剰摂取の心配をする必要はほとんどありません。
飲むタイミングですが、飲んでから約6時間後に効果が発揮されると言われていますので、目を酷使している方は
目が疲れる頃合いを逆算して飲むと良いでしょう。
アスタキサンチンは、飲んでから72時間後以降から効果が消失し、体内に蓄積されないため、副作用の心配がないことも確認されています。
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私は、2017年7月13日より、このアスタキサンチンの摂取を始める。
サプリメントで効率よくアスタキサンチンを摂取する場合は、ルテインやアントシアニンなども配合されたサプリメントを選ぶのも良いでしょう。
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アスタキサンチン体験談
2017年7月16日、やっとアスタキサンチンが到着した。
早速1粒、10mgを飲む。 翌日には、目がちかちかして、焦点が合いだした。
ピント調整力の改善です。
勿論、眼鏡をかけた状態です。
度の弱い眼鏡を家では、掛けているので遠くはいつもぼやけている。
一ヶ月後が楽しみである。
素敵な報告ができると良いのだが・・・・・。
アスタキサンチンだけでは、私には残念ながらあまり効果はありませんでした。
でも、ある目薬が効きました。
これです。
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