ミトコンドリアDNA変異老化説も間違いだった

目次
  1. ミトコンドリアDNA変異老化説とは
  2. やはりミトコンドリアDNA変異老化説は間違いだった
  3. グリシンを買った
  4. グリシンの効果
 

ミトコンドリアDNA変異老化説とは

mtDNA(ミトコンドリアDNA)の経年変異が老化の原因であるとい言う説。

加齢に伴いミトコンドリアDNA(mtDNA)には変異が蓄積する。 その原因は活性酸素による傷害、およびDNA複製に校正機構が無いためと考えられている。 mtDNA上の変異の蓄積はエネルギー産生能の低下とさらなる活性酸素の産生をもたらし、結果として細胞・器官の機能の低下を起こす。 このようなmtDNAの傷害が老化の原因であるとする説もある。 加齢にともないmtDNAに蓄積する変異には、大きな再編成と塩基置換変異がある。 大きな再編成は、mtDNA上に存在する反復配列間の組み換えが原因となる。
「フリーラジカル老化仮説」(1953年,活性酸素を老化の原因とする)を最初に提唱したハルマンは,その後,ミトコンドリア酸化的リン酸化経路が活性酸素の主要発生源であることを根拠として,「ミトコンドリア老化仮説」へと発展させた 今でも、フリーラジカル老化仮説は、ネット上に蔓延しているけど、結構古い仮説なんだね。  

やはりミトコンドリアDNA変異老化説は間違いだった

ミトコンドリアの突然変異や分裂、再編を繰り返すうちに呼吸活性などの機能低下を引き起こす。 mtDNAには、複製の際のエラーの校正機構がないため、変異が年齢ともに蓄積するのが老化の原因である。 活性酸素がmtDNAの破壊するため老化が進む。 これらが全て間違いであったことが、筑波大学生命環境系 林純一特命教授の研究グループの研究で明らかになった。  
筑波大学生命環境系 林純一特命教授の研究グループは、ヒトの老化に伴うミトコンドリア呼吸活性低下の原因は、従来言われていた突然変異ではなく、核遺伝子の可逆的変化(ゲノム修飾)であることを明らかにしました。 150521-1 図 従来の仮説(上図)では加齢に伴う呼吸欠損の原因はmtDNAの突然変異にあると主張する。しかし今回、老化した個体の繊維芽細胞のmtDNAには突然変異が蓄積していないこと、さらにこの繊維芽細胞をいったんiPS細胞にして初期化し、再び繊維芽細胞に分化させると呼吸機能が回復することを発見した。以上の結果から呼吸欠損の原因は突然変異ではなく核のゲノム修飾にあるという新仮説を提案した(下図)。またこの呼吸欠損はグリシン添加で回復することから、グリシンの継続的な摂取が老化緩和に有効である可能性を示唆している(下図)。

これは、歴史的な大発見です。

不老不死の道が開ける切欠になるのではないでしょうか。 少なくとも長寿になる方法を示唆しています。

呼吸欠損の原因は、核のゲノム修飾である。

核DNAのメチル化(ゲノム修飾)が原因であると言うのである。 老化した細胞のmtDNAは、iPS細胞を生成時に何の変化もしていないで、再活性した細胞に入っているmtDNAと以前老化していた細胞に入っていたmtDNAは同じである。 すなわち、mtDNAが変異してミトコンドリアの呼吸活性が低下すると言うのは、間違いであった。   しかし、ミトコンドリアが老化に関係していないと言うことではない。 ミトコンドリアの呼吸活性(呼吸欠損)が老化に密接に関係していることが否定された訳ではない。 ただ、そのミトコンドリアの呼吸欠損が、ミトコンドリア自身のmtDNAの変異ではなく、核DNAのゲノム修飾(メチル化)によるものであることが分かった。   活性酸素のmtDNA障害で老化が進むのがどうのこうのなど、考える必要がなくなった。 私は、活性酸素を抑えるなど老化抑制には無意味と前から思っていたので、すぐに納得してしまった。   ミトコンドリアを増やすということも意味がありません。 ミトコンドリアDNA変異を抑えるために活性酸素を抑えても、意味がありません。  

若返るためすることは、解糖系とミトコンドリアを再活性化することです。

 

グリシンを買った

メカニズムは、全く分からないけれど、グリシンの摂取が老化を遅らせるかも知れないとある。 早速、アマゾンでグリシン1kgを買った。 グリシン 1kg(glycine) 国内製造品 【付属スプーン】 [01] グリシンは、えびや貝類や肉類などいろいろな食材に含まれており、且つ、非必須アミノ酸なので、普通、バランスの良い食事を摂っていれば不足することはない。 しかし、グリシンを十分に常に摂取することは良いことに違いない。 効果の程は、分からないが、先ずやってみることにした。   結局、核DNAとmtDNA、2つのDNAが仲良く共生することは難しいことなのかな~。 互いに一方を殺そうとしている。   グリシンは非必須アミノ酸で体内で毎日数十g合成できるため特に摂取量は定められていません。 メーカーによると、快眠目的でサプリメントとして飲む場合1日3000㎎が推奨されています。 就寝30分前に摂るのが良いとされています。  

グリシンの効果

グリシンには、良好な睡眠をさせる効果があります。
睡眠に問題を抱えているヒトに対してアミノ酸“グリシン”を摂取してもらったところ、対照食(プラセボ)を摂取した時に比べ寝つきが良くなり、ノンレム睡眠の中でも質の良い睡眠のカギとなる徐波睡眠にすみやかに到達し、徐波睡眠の時間も増えていることが分かりました。また、徐波睡眠がとれることでリズムが整い、夜中に目を覚ましてしまう中途覚醒や、早朝に起きてしまう早朝覚醒が減り睡眠のリズムが安定し、熟眠感が得られることが明らかになりました。
ノンレム睡眠中は、成長ホルモンも出るのでそれだけも若返り効果が期待できます。 また、グリシンは脊椎や脳幹にも多く存在し、神経伝達物質一です。 グリシンには脳内神経物質のセロトニン(幸福ホルモン)を増やす働きがあるので、明るい前向きな精神状態を保つことが出来やすくなります。 そして、もうひとつ。

ミトコンドリアの呼吸欠損の回復に寄与する可能性があります。

antiage

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