代表的な脳血管疾患、脳卒中
脳血管疾患とは、脳動脈に異常が起きることが原因でおこる病気の総称です。
脳血管疾患にはいろいろな種類がありますが、最もよく知られているのが脳卒中です。
脳卒中は、脳の血管が狭窄(きょうさく)・閉塞することにより生じる脳梗塞や一過性脳虚血発作(TIA)などの虚血性脳卒中と、
脳の血管が破れて生じる脳(内)出血やクモ膜下出血などの出血性脳卒中に分けられます。
このように脳卒中は、脳血管疾患の84%を占める。
厚生労働省発表の「人口動態統計の概況」によると、平成26年1年間の死因別死亡総数のうち、脳血管疾患は11万4,207人で全体の9.0パーセントを占め、全死因の上位から4番目という結果になりました。
このうち脳梗塞は6万6,058人で、脳血管疾患で死亡したうちの58パーセントが、脳梗塞が原因で亡くなっています。
脳血管疾患で亡くなった方の数を性別で比較すると、男性は5万4,995人で男性死因の第4位に、また、女性は5万9,212人で同女性の死因の第3位という結果でした。
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