カテゴリー: ミトコンドリア

水素水と視力回復の可能性

水素イオン(プロトン)ポンプがターボ

ミトコンドリアは水素イオンポンプでエネルギーを生成している。

生物の知識がある方は水素イオンがミトコンドリアのエネルギー源になっていることは良くご存知でしょう。

プロトンポンプはその他にも体のいろいろなところで重要な役割を果たしてる。例えば、胃の中がph1という強烈な酸性を保っているのもプロトンポンプの働きです。

だから、水素水などにより、水素を体の中へ取り込めば、いろいろな面で体の状態変化が起こったとしても何の不思議もない。

その直ぐに現れる変化として代表的なものが、眠くなる、よく眠れる、目覚めが良いとか、スポーツ選手他の疲労回復が早いなどだろうか。

そして、またよく言われるのが、神経系の改善で、特に神経細胞が集中している目の白内障、緑内障、黄斑変性症などの治癒です。

これも、目に見える変化なのでみんなが気付く。もちろん健常者では難しく障害者だけかも知れないけど。

 

で、目に関して言えば、近視にはどうなの?

ひょっとして良くなるのでは? 誰もが期待を込めて思いく当然の疑問では?

水素水の視力回復の可能性は

大いにあると確信してる。

水素水はミトコンドリアを活性化する。

視神経はミトコンドリアが非常に多い細胞である。

普段はミトコンドリアが少くなることを防ごうとするために、神経細胞の分裂は抑えらている。

つまり、ミトコンドリアが活発になり、増殖すれば、神経細胞の分裂、再生は促されることになる。

それは、視神経細胞全体の再生、修復に必ずつながる。

その結果、視力が良くなることは十分あり得るだろう。そして、確かに視界がクリアーに、つまり、快復している。

 

これに、滅菌灯の照射と、目薬を組み合わせたらもっと効果が出るかも。

裸眼でやっても、あまり効果がないような?

今は、裸眼で照射するより度の弱いメガネを掛けて照射した方が、適切な箇所に当たり効果がでるのではないかと思い試している。

もちろん紫外線カットの高いレンズのメガネではありませんw

軸性近視の修復には時間がかかるはず。

しばらく、滅菌灯照射も続けてみます。

 

(2023年7月12日記述)

そして、実施して2週間、目が改善してきました。早くも度数にして1段階(0.25度)良くなった気がします。

この効果は、水素水の飲料が大変大きい。

水素水を点眼したり、水素水で目を洗うのも良いと思う。

 

因みに私が使用している水素発生器はこれ

HYDROGEN WATER BOTTLE 水素水生成器 日本製 コンパクト 充電式 高濃度 国内メーカー保証

ネアンデルタール人はホモサピエンスが滅ぼした

目次
  1. 歴史に学ぶ
  2. アーリア人の侵攻
  3. 似ているネアンデルタール人の滅亡
 

歴史に学ぶ

歴史に学べとよく言われる。   歴史は繰り返す。 しかし、それは、全く同じではない。 それは、まるで、らせん状に上っていくように、同じ事を繰り返しながら、しかし少しずつ違った道を歩んでいる。 良く言われている話である。   私も同感である。 そこで、この説に基づいて、ネアンディルタールが何故滅亡したかを考えてみた。 歴史を振り返る。  

アーリア人の侵攻

最新のDNA解析からの結果では,イギリスを除いて現在のヨーロッパ人の起源は,ウクライナ等の黒海周辺の農耕牧畜民族が,ヨーロッパを侵略し,それ以前の狩猟採集民族を絶滅させて定着した。
アーリア人は、2度に亘ってヨーロッパやインドに侵攻し、そこに住む人々を絶滅させ、定着した。  

ヨーロッパ人のアメリカ大陸侵攻

民主主義国家アメリカの歴史は、先住民の大量虐殺の上に成り立っている。人数は1000万人とも1500万人とも言われている。人数の多さもさることながら、一つの大陸で文化を築いてきた民族を根こそぎ根絶やしする“民主主義”国家アメリカに正義は無い。
ヨーロッパ人は、アメリカに侵攻し、先住民を絶滅させた。 インカ帝国もアステカ文明もマヤ文明も滅亡させました。 スペイン軍はたった168人で、インカ帝国軍8万人以上と戦ったとあります。 そして、スペイン軍が勝った。   いくら、スペイン軍に銃と鉄兜があったと言っても、それだけでは勝てないでしょう。 スペイン軍の持っていた銃は、たったの12丁だったとか。   故意に天然痘を流行らせて、絶滅に追い込んだのだと思います。 偶然ではありません。   当時の生物兵器ですね。 ワクチンと免疫のないインカ人は、それで絶滅したのでしょう。 多分。 恐ろしい。  

似ているネアンデルタール人の滅亡

ホモサピエンスの4万2千年前のヨーロッパ侵攻は、とても良く似ています。 ヨーロッパに侵攻してきたホモサピエンスが、その当時、住んでいた狩猟民族(ネアンデルタール人)を滅亡させたと考えるのが自然です。 40万年前に誕生したネアンデルタール人は、15万年以上前からヨーロッパや中東で栄えていました。 そして、5万年前に東アフリカを出たホモサピエンスがヨーロッパに来ると、急にその人数を減らします。 以前は3万年前まで生きていたとされていましたが、4万年前に絶滅したという論文が、2014年8月20日のネイチャーに発表されました。   その時期は、4万2千年前にホモサピエンスがヨーロッパに入ってきた時期と一致します。   では、何故、後から来たホモサピエンスにネアンデルタール人は負けたのでしょうか。 それは、ホモサピエンスが言語中枢が発達して、複雑な情報伝達ができたの比べて、ネアンディタール人は言語中枢が未発達のため単純な情報伝達しかできなかったからでしょう。   下あごの骨の形状から、ネアンデルタール人は、いろいろな母音を発することができなかったと思われています。   私は、言語中枢は5万年前に突然変異により、獲得されたと思っています。 それは、石器の大きな進化が5万年前に起こったことから類推されます。   言語を獲得したホモサピエンスは、技術の伝達手段を得て、急速な発展を遂げます。   ヨーロッパに進出したころ、彼らは、投げ槍を発明していたと言われています。   一方、自由に言葉を話セないネアンデルタール人にはそのような武器はありませんでした。 彼らは、小動物や猛獣たちの食べ残しを漁る狩猟生活をしてました。 猛獣を道具を使って集団で殺すことはできなっかたのです。   人類の脳は60万年前に大きくなり、その後あまり大きくなっていないそうです。   ネアンデルタール人の脳は、ホモサピエンスよりも少し大きい。 しかし、言語を話せるかどうか、知能程度がどうかということは、脳の大きさだけでは決まりません。 脳に張り巡らされている神経回路がどうかという問題です。   この言葉を話すことができるかがどうかの違いは、大変大きな違いだったと思います。   武器というか、コミュニケーション力の違いにより、後から来たホモサピエンスが先住民であるネアンデルタール人を殺し、絶滅させた。   闘いに負けた方の運命はどうなるのでしょうか。 男は殺され、女は犯される。 それが、人類の歴史です。   犯された女の中には、妊娠して子供を産む女もいたことでしょう。 その証拠が、ヨーロッパ人のDNAの残されています。 ヨーロッパ人のDNAには1-4%くらいのネアンディルタール人のDNAが含まれているそうです。   私は、このパーセンテージは、もっと多いのではないかと思っています。 ネアンでタール人のDNAが最近、採取することができ新しい事実が少しずつ分かってきました。   青い目と金髪は、ネアンデルタール人の遺伝子だそうです。 つまり、金髪のブルーアイは、ネアンデルタール人との混血ですね。   5万年前の東アフリカの共通の祖先が、たった4万年余りで、白人と黒人のような 大きな差異が生じるものなのか。   ほんとうに環境の違いと突然変異で、そのような違いが生じたのであろうか。   とても不思議に思っていいましたが、その謎も解けました。   白人は、ネアンデルタール人との混血です。   白人と我々黄色人の性格はかなり違うと思っていましたが、 その謎も解けました。   白人には、ネアンデルタール人の血が多く流れています。   そのDNAの違いが性格を決定づけているのです。   勿論、あるDNAの機能が発現するこどうかは、環境因子によりますが、 そのDNAがあるかないかが決定的な差となって現れます。   ネアンデルタール人には、人食の慣習があったことが確認されています。       そのネアンデルタール人を絶滅させた子孫が、アメリカ大陸に渡っていきました。 そして、また歴史は繰り返す。   そして、これからも歴史は繰り返す。

高地に住む人は長生き

目次

  1. 高地に住む人が長生きな理由
    1. エネルギー生成系の変遷
    2. コーカサス地方の人は長生き
    3. 長野県は長寿
  2. 海女の血管年齢が若い理由

 

高地に住む人が長生きな理由

ズバリ、空気が薄いから。 空気が薄いと酸素濃度は同じであっても、酸素量は少なくなります。   酸素が少ないと、酸素をエンルギー産生の原料としているミトコンドリアの活性も落ちます。 ミトコンドリアの活性度は、年齢と共に徐々に上がるのですが、それが抑制されるため長生きができるのです。  

老化は、ミトコンドリア系エネルギーが解糖系エネルギーを凌駕することによって起こると私は考えています。 ですから、ミトコンドリア系を抑えてあげれば、その分長生きできるのです。  

エネルギー生成系の変遷

真核生物の2つのエネルギー系は概ね以下のような変遷をする。 幼少期から青年期 : 解糖系エネルギー優位 中年期 : 解糖系エネルギーとミトコンドリア系エネルギーが均衡 老年期 : ミトコンドリア系エネルギー優位   つまり、ミトコンドリア系エネルギー優位な状況を防げれば長生き出来ると思われる。 ミトコンドリア系エネルギーを抑える最も効果的な方法は、酸素供給を抑えることである。   だから、空気の薄い高地に住む人は長生きなのです。  

コーカサス地方の人は長生き

世界の中でも長寿者が多いことで知られているコーカサス地方は、黒海とカスピ海に挟まれたです地域の総称です。 コーカサス地方の中でもグルジアは、長寿国として有名です。

グルジアには長生きのお年寄りが多く、しかも元気に働いているといわれています。特に100歳を越えるご長寿の多くが、山間部の村に住んでいるようです。100歳を過ぎても馬を乗りこなす老人もいるのだとか。

カスピ海ヨーグルトが良いだの未精白のパンやナンを食べているからだと言われているが、そんなの関係ありません。 食べ物を真似てもだめなのです。 グルジアは、日本では国名として2015年4月まで政府が使用していましたが、今はジョージアと呼ばれています。 お相撲の栃ノ心の出身地ですね。以前は、グルジア出身として紹介されてましたね。 ジョージアは、コーカサス山脈を中心に国土の大部分が山岳地帯である。最高峰はシュハラ山(標高5201m)。200km離れたカズベギ山(標高5074m)が第2の高山で、唯一の活火山です。 空気は、かなり薄いです。  

長野県は長寿

長野県は、男女ともに平均寿命(2013年度)が全国トップです。 男性1位 長野県 80.88 男性2位 滋賀県 80.58   女性1位 長野県 87.18 女性2位 島根県 87.07   長野県は、標高が高いので長生きなんですね。

塩分が多いと短命などと馬鹿なことを言っている放送局がありますが、塩分と高血圧の関係はほとんどありません。 野沢菜を食べ沢山塩分を摂っている長野県が最長寿県ですから、今日から、塩分を控えるのは止めましょうね。  

海女の血管年齢が若い理由

海女の血管年齢が若い理由も、同じです。 数分間、息を止めて海に何回も潜る間、体に送られる酸素が制限されているのです。 そのため、ミトコンドリアの活性度は落ちています。 この酸素不足の状態は、高地に住んでいる人と同様なのです。

ベテランの海女は、動脈硬化の程度を反映する「血管年齢」が同じ年代の女性より10歳以上若いとの研究結果を、産業技術総合研究所(茨城県つくば市)などのチームが発表した。水泳など有酸素運動が有効であることは知られているが、チームは「呼吸を止める潜水では、水圧の影響など別のメカニズムが働いている可能性がある」と指摘している。

  チームは、三重県志摩・鳥羽地区と千葉県南房総市で、海女115人(40〜70代、平均経験38年)と同年代の一般女性83人の計198人を対象に、動脈の壁の硬さを計測。年齢ごとに、両グループそれぞれを健康な日本人5000人以上の平均データと比較した。その結果、海女は約11歳若い人と同程度だった。
 

毎日新聞  

私は、酸素供給を抑えてミトコンドリアの活性度を下げることにより、相対的に解糖エネルギー系を活性度を上げ、成長ホルモンなどの分泌が促進されると考えています。 ミトコンドリアの勢力が増すと、核DNAを持つ母体が邪魔になってきて、それを抑制する作用が働きます。 これが老化の原因だと考えています。   ですから、ミトコンドリアの勢力を抑えることで、長生きすることができるのです。    

ネクローシスはミトコンドリア破壊

目次

  1. ネクローシスとは
  2. ネクローシスはミトコンドリアを破壊

 

ネクローシスとは

ネクローシスは、日本語で「壊死」とも言われ古くから知られている。

確かに、ネクローシスが多量に発生した組織が壊死なのだが、壊死の

状態が観測できない形でもネクローシスは発生しているので、ネクローシスは

ネクローシスと呼んだ方が良いと思う。

ネクローシスを細胞壊死と言うこともあるが、壊死と言う言葉は使わずに、

ネクローシスはネクローシスとしたい。  

ネクローシスとしての現象が捉えられたのは比較的新しい。

そして、ネクローシスは、アポトーシスとは異なる細胞の死に方としてよくアポトーシスと対比される。

ネクローシス:高温、毒性物質、酸素欠乏、栄養欠乏などの非生理学的な要因で細胞自体と細胞器官(ミトコンドリアなど)が膨潤して細胞膜が破裂し、細胞内組織がばら撒かれ、その結果、炎症を伴う細胞融解が起きる現象がネクローシスである。

 

偶発的な死もしくは受け身的な細胞死であり、細胞死を惹起(じゃくき)(事件や問題を引き起こす事)する刺激が加わると、細胞内にカルシウムイオンが流入、とともにカルパインが活性化され、細胞膜タンパクなどが分解され、細胞膜チャネルの開放に伴って細胞内に細胞内液が流入し、リソソームが漏出(ろうしゅつ)することで、細胞が膨化(ぼうか)する(オンコーシス:oncosis)つまり、細胞質も核も崩壊し、組織全体に障害が波及する(ネクローシス:necrosis)、細胞内カルシウムイオンの増加は、ネクローシスの中心的特徴でタンパク質分解酵素(カテブシン)を活性化させ、重要なタンパク分解をします。

 

ネクローシスはミトコンドリアを破壊

血流を止めると、その先の組織が壊死することは良く知られている。

酸欠状態になると、ミトコンドリアは生きられない。  

ミトコンドリアが生きられない状態になると、核DNAはミトコンドリアを排除しようとして、

細胞を膨潤させ破裂して排斥するのではないだろうか。

ミトコンドリアが生きられない状態というのは、酸欠のほか、阻害する毒性物質や細菌など

があったりしても同様と考えられる。

火傷などの高温状態では、ミトコンドリアだけでなく核DNAも生きられない。

つまり、ネクローシスは、核DNAの不要になったミトコンドリアの排除行動ではないだろうか。

  一方、反対にアポトーシスは、ミトコンドリアの核DNAの排除行動と考えられる。

ミトコンドリアが出すタンパク質によって、核DNAは分断される。

一方、ミトコンドリアDNAは破壊されない。    

酸欠状態にする加圧トレーニングでもネクローシスは起こりますので、気をつけてください。

時間は、3分以内が安全です。  

アポトーシスと癌

目次
  1. アポトーシスは他殺
  2. がん細胞は、当たり前にある細胞
  3. がん細胞の自然治癒
  4. ミトコンドリアを活性化する方法
  5. 原因となるストレスの除去
  6. がん細胞への栄養カット

アポトーシスは他殺

アポトーシスは、「木の葉や花びらが散る様子」を表すギリシャ語に由来しています。 1972年に、英国の学者が細胞の中でDNAが凝縮し、細胞が縮小することを見つけました。
1972年、Kerr、Wyllie、Currieは、生理的条件下でおこる細胞死には細胞壊死(necrosis)とは異なる、細胞小器官が正常な形態を保ちつつ、核の染色体が凝縮し、細胞全体が萎縮、断片化する死細胞があることを見いだした。そしてこの細胞死を、葉が木から落ちることを意味するギリシャ語から、アポトーシス(apoptosis)と命名した。
このアポトーシスは、プログラムされた細胞の自殺と言われていました。 近年、大阪大学の辻本教授らは、アポトーシスが起こる際に、細胞内のミトコンドリアからチトクロムCというタンパク質が放出されることを発見しました。 このチトクロムCは、アポトーシス誘導分子で、このチトクロムCにより細胞はアポトーシスしています。

つまり、アポトーシスは自殺ではなく、ミトコンドリアによる他殺だったのです。

 

がん細胞は、当たり前にある細胞

がん細胞は、毎日5000とも数万とも数十万とも言われる数、体内に生成されていると言われています。 毎日、1兆個もの細胞が分裂していることから考えて、多分数百万個以上のがん細胞が出来ているのではないかと思われます。   がん細胞は、極当たり前に出来ているのです。 それらの不要な細胞や不適切な細胞は、アポトーシスにより細胞死させられてしまいなくなってしまうのです。 細胞死は一瞬で起き、死んだ細胞は10分ぐらいで免疫細胞が食べ尽くしてしまいます。  

人間の体は、常にアポトーシスをすることにより正常な体を維持しています。

アポトーシスが正常に行われなくなると癌細胞が増殖し大きくなってしまいます。

それが癌です。

 

癌はアポトーシス不全で起こる

このアポトーシスが上手く働かなくなると、がん細胞は死滅することなく増殖してしまいます。

  がん細胞には、ミトコンドリアが少なくアポトーシスがしにくい状態になっています。 そして、また、ミトコンドリアがないと細胞分裂を抑制する機能がないので、細胞分裂が盛んに行われます。 このことが、悪いことに癌を急速に成長させます。   90歳以上の死体を解剖すると、必ず数個以上のがん細胞が発見されます。 がん細胞は、誰でも普通に持っている細胞なのです。   がん細胞がミトコンドリアによって常にアポトーシスされていれば良いのですが、アポトーシスされずに大きくなると癌になるのです。  

がん細胞の自然治癒

がん細胞を自然治癒させるためには、兎にも角にも、がん細胞にミトコンドリアを増やし活性化させることです。

これは、勿論、必要条件ですから、これだけで癌が完治するとは限りませんが、必要条件を満たさないことには始まりません。   癌の発症原因はストレスと言われています。
ストレスには
・精神的ストレス
・肉体的ストレス
・外部環境ストレス
などいろいろなストレスがあり、個人個人癌になっているストレスは異なるでしょう。   そのストレスを取り除くことが根本的な解決に繋がります。  

ミトコンドリアを活性化する方法

酸素を積極的に供給

ミトコンドリアは、好気性つまり、酸素を使ってエネルギーを生成するので、十分な酸素を供給すると活性化します。

深い呼吸を何度も繰り返す。 太極拳のようなゆっくりとした有酸素運動も良いでしょう。   酸素は、血液によって運ばれるので、血流を良くすること。 安易に降圧剤を飲んで、血圧を下げては絶対にいけません。 酸素供給が悪くなります。   きつい服やゴムやベルトで体を締め付けてはいけません。 血流が悪くなります。  

体を温める

ミトコンドリアは38度くらいの体温より少し高い温度で最も活性化します。

従って、ぬるま湯に長い時間ゆったり使って、その間、大きく深呼吸を繰り返します。 部屋は、暖房を十分に効かし常時暖かくします。   冬に外出する時は、しっかり防寒します。   兎に角、体を温めることが、とてもミトコンドリアを活性化します。    

原因となるストレスの除去

ミトコンドリアを活性化しても、原因のストレスを解決しなければ根本的な解決になりません。

自分のストレスが何なのか見極め、除去することが何よりも大切です。

    手術、抗がん剤、放射線治療が今までの3大治療ですが、この治療では癌を克服できていません。 今までのこの癌の欧米の3大治療が、欧米では見直されてきています。   摘出手術は、体を痛め機能低下をもたらします。 抗がん剤や放射線治療では、がんは治せていません。 これらの治療は、かえって免疫力を弱めてしまうので害になると言われています。   免疫力を高めて、癌を克服しようという動き盛んになりつつあります。 自己治癒力によるがん細胞の撲滅です。   実際、ハリ治療などによりがん細胞が小さくなったり消滅した例があります。  

私が、癌になったときは、手術は出来るだけせずに放射線治療、抗がん剤治療は全くせず、

・ストレスの除去、

・ミトコンドリアの活性化、

・免疫力の向上、

でがん細胞を撲滅をしようと思っています。

 

がん細胞への栄養カット

がん細胞は、解糖系エネルギーで生きていて、分裂します。 解糖系エネルギーは、ぶどう糖が栄養素なので、このぶどう糖をカットすればがん細胞は生きていけません。 従って、糖質制限食事をすれば、癌は縮小し、やがては消滅してしまいます。 ごはん、パン、とうもろこしや芋など完全に断ちます。   がん治療中は、糖質を完全に断つのが良いでしょう。   完治後は、糖質を少し摂る生活に戻した方が解糖系のエネルギーも人間には必要なので、私は良いと思いますが、全く摂る必要はないと言う説もあります。   癌は、決して不治の病ではありません。   適切な対処をすれば、必ず自然治癒できるでしょう。  

新2つのDNA不仲老化説

目次

  1. 我らの体には2つのDNAがある
  2. 2つのDNAの勢力図変化
    1. 生殖(合体)
    2. 解糖系優位(幼少時)
    3. ミトコンドリア系が徐々に力を付ける(青年期)
    4. ミトコンドリア系が解糖系と対等になる(中年期)
    5. ミトコンドリア系が解糖系を弱める(晩年期前期)
    6. 解糖系がミトコンドリア系を弱める(晩年期後期)

 

我らの体には2つのDNAがある

一つのDNAで生きている原核生物には寿命はありません。 2つ以上のDNAが共に生きる真核生物のみに寿命があります。  

このブログでは再三述べてきたが、我々の体は、2つの生命体から出来ている。 20億年前に2つは出会い、8億年の年月を経て互いを尊重し、助け合うことができるようになった。

ミトコンドリア( α- プロテオバクテリア)が真核細胞の前身となる細胞のなかで適応し,今日にいたる細胞の生存に不可欠なオルガネラとして共生したものと考えられている。  

そして、互いの力を合わせることにより、多細胞生物へ、更に高等生物へと奇跡的な進化を遂げることを可能にし、そして見事に実現した。  

しかし、2つの生き物は、合体しても所詮、別の生命体なのである。   それぞれが生存本能と利己を持っている。   長い間、同じ屋根の下で二人が暮らすと必ず仲違いするように、細胞内の2つのDNAは対立してしまう。   その対立の結果、老化、老衰が全ての真核生物には現れるのである。   2つのDNAは利己的であるが故に互いに勢力争いし、その結果、病死や老化、老衰が生じているのです。   これが、私の新2つのDNA不仲老化説です。   2つの利己的なDNAは、永遠に仲良く共存することができない。 それが老衰、老化の原因です。  

老化とは、2つの利己的なDNAが同じ場所に共存したために必然的に起こってしまった現象です。    

2つのDNAの勢力図変化

2つのDNAを持った生物は以下のような経緯を辿る。  

1.生殖(合体)

これは、皆さん良くご存知のことと思います。 DNAに着目すれば、母方の核DNA半分とミトコンドリアDNA+父方の核DNA半分の合体です。 このような合体だから、ミトコンドリアDNA(mtDNA)は、必ず母方の遺伝子情報なのです。 その時、卵細胞には、既に10万個のミトコンドリアがあります。  

2.解糖系優位(幼少時)

卵細胞は、受胎後、60兆個の細胞に分裂していきます。 10万個あったミトコンドリア自身も分裂していくのですが、1つの細胞に数百から数千存在するミトコンドリアの数まではなかなか追いつきません。 幼少時は、核DNAが優勢で解糖系エネルギーが優位に働いています。 解糖系エネルギーは、生成時間が短く、瞬発的な動作に対応したエネルギーです。 一方、ミトコンドリア系はエネルギーの産生効率は高いのですが、生成に時間がかかります。 だから瞬発力のある動作に長けている子供は、走り回り、そして、エネルギー効率が悪いので直ぐに疲れて寝てしまうのですね。    

3.ミトコンドリア系が徐々に力を付ける(青年期)

さて、細胞分裂が終わり、成長が止まった時の10代後半は、解糖系エネルギーがまだ優位の時期です。 ミトコンドリアDNAの数も、まだ、十分でないのでしょう。   大人の体になってからも、細胞分裂は続いています。 常に古い細胞が死に、新しい細胞が生まれています。 これが新陳代謝ですね。   常に分裂と消滅がバランスして、体を維持しているのです。   一方、そうしている間に、ミトコンドリアの分裂が核DNAの数に追いつくと同時に更にその勢力を増して行きます。 それが均衡状態になるのが、お肌の曲がり角と言われる25歳くらいだと思われます。   その後、ミトコンドリアの数自体は、青年期と老年期でほとんど変らないようです。  

4. ミトコンドリア系が解糖系と対等になる(中年期)

さて、25歳以降、しばらくは、核DNA勢力とmtDNA勢力が均衡しながら、少しづつmtDNAの勢力が増して来る時期がつづきます。 個人差がありますが、25歳くらいから35~50歳くらいまでは続くでしょうか。   遅かれ早かれ、エネルギー効率の良いmtDNAが徐々に優位になっていきます。  

5.ミトコンドリア系が解糖系を弱める(晩年期前期)

晩年期前期は35歳~50歳くらいから始まります。 いつまでも2つのDNAの均衡が保たれて仲良く暮らしてくれれば良いのですが、そうはなりません。 ミトコンドリア系エネルギーが産生効率が良い為か、徐々にミトコンドリアの勢力が増してきます。   限られた同じスペースで生きている2つのDNAは、利己的であるので、自分達の勢力を拡大するにつれて、一方のDNAが邪魔になります。 だんだん生きづらくなってくるのです。 全てのDNAは利己的にプログラムされているようなのです。   そして、ミトコンドリアは、核DNAの活性(解糖系エネルギー)を劣化させ始めます。   このころから、スポーツ選手などは、年齢と共に瞬発力(解糖系)が衰えていくるので、体が頭についてこないように感じを覚え、体力の衰えを自覚し出します。 そして、体力の限界を感じて引退するのです。   解糖系の衰えが、すなわち白筋(速筋)の衰えに繋がっていきます。 だんだん速い動作が苦手になって行きます。 普段、走ることもなくなってきます。   ミトコンドリアには、核細胞分裂を抑える機能が備わっています。 解糖系エネルギーの活性度を抑える機能も備わっているのでしょう。 勢力を増したミトコンドリアにより細胞分裂は抑えられ、新陳代謝は悪くなり、肌の老化などが徐々に進み始めます。 シワ、しみは増えだし、髪は細く、薄くなり白髪が増えます。 基礎代謝は核DNAの不活性化に伴い、当然減りますが、もともと解糖系エネルギーの産生の割合は小さいので目に見えて減るわけではありません。    

6. 解糖系がミトコンドリア系を弱める(晩年期後期)

60歳から80歳くらいに始まります。 既に核DNAがミトコンドリアDNAより不活性化されていて、生命活動は、衰えてきています。   そして、それが更に進むと、生きにくくなった核DNAが終に反撃にでます。 ミトコンドリアDNAの活性を弱めだすのです。 それが、核ゲノム修飾(メチル化)です。 核DNAは、自己防衛反応なのか、ミトコンドリアの呼吸活性を抑える(呼吸欠損)のです。   それによって、全体的に生物の生命活動は不活発になり、明らかに基礎代謝は減り、老化が顕著になります。   解糖系エネルギーの能力もミトコンドリア系のエネルギー能力も両方落ちているので、どんどん生命活動は低下するのです。   これこそが、真核生物の老化、老衰現象です。   2つのDNAは互いに、相手のDNAを死亡させたり、劣化させたりする能力があります。 下に示すようなお互いのDNAが持つ機能を使って、人は誕生後、成長し成人し、やがて老衰して死んで行くのです。  

・核DNAがミトコンドリアを攻撃

      ネクローシス: 膨張して爆発することにより、ミトコンドリアも膨化排除       

      ゲノム修飾 : ミトコンドリアの呼吸活性抑制

・ミトコンドリアが核DNAを攻撃

      アポトーシス: 核DNAを分断、破壊       

      ミトコンドリアの放出タンパク : 細胞分裂の抑制、解糖系エネルギーの抑制  

長い長い共存の歴史の中で、互いに互いを攻撃、抑制、破壊する術を獲得したのです。      

私は、2つのDNAが永遠には共存できないために寿命が存在するという「2つのDNA不仲老化説」に思い至りました。

ミトコンドリアDNA変異老化説も間違いだった

目次
  1. ミトコンドリアDNA変異老化説とは
  2. やはりミトコンドリアDNA変異老化説は間違いだった
  3. グリシンを買った
  4. グリシンの効果
 

ミトコンドリアDNA変異老化説とは

mtDNA(ミトコンドリアDNA)の経年変異が老化の原因であるとい言う説。

加齢に伴いミトコンドリアDNA(mtDNA)には変異が蓄積する。 その原因は活性酸素による傷害、およびDNA複製に校正機構が無いためと考えられている。 mtDNA上の変異の蓄積はエネルギー産生能の低下とさらなる活性酸素の産生をもたらし、結果として細胞・器官の機能の低下を起こす。 このようなmtDNAの傷害が老化の原因であるとする説もある。 加齢にともないmtDNAに蓄積する変異には、大きな再編成と塩基置換変異がある。 大きな再編成は、mtDNA上に存在する反復配列間の組み換えが原因となる。
「フリーラジカル老化仮説」(1953年,活性酸素を老化の原因とする)を最初に提唱したハルマンは,その後,ミトコンドリア酸化的リン酸化経路が活性酸素の主要発生源であることを根拠として,「ミトコンドリア老化仮説」へと発展させた 今でも、フリーラジカル老化仮説は、ネット上に蔓延しているけど、結構古い仮説なんだね。  

やはりミトコンドリアDNA変異老化説は間違いだった

ミトコンドリアの突然変異や分裂、再編を繰り返すうちに呼吸活性などの機能低下を引き起こす。 mtDNAには、複製の際のエラーの校正機構がないため、変異が年齢ともに蓄積するのが老化の原因である。 活性酸素がmtDNAの破壊するため老化が進む。 これらが全て間違いであったことが、筑波大学生命環境系 林純一特命教授の研究グループの研究で明らかになった。  
筑波大学生命環境系 林純一特命教授の研究グループは、ヒトの老化に伴うミトコンドリア呼吸活性低下の原因は、従来言われていた突然変異ではなく、核遺伝子の可逆的変化(ゲノム修飾)であることを明らかにしました。 150521-1 図 従来の仮説(上図)では加齢に伴う呼吸欠損の原因はmtDNAの突然変異にあると主張する。しかし今回、老化した個体の繊維芽細胞のmtDNAには突然変異が蓄積していないこと、さらにこの繊維芽細胞をいったんiPS細胞にして初期化し、再び繊維芽細胞に分化させると呼吸機能が回復することを発見した。以上の結果から呼吸欠損の原因は突然変異ではなく核のゲノム修飾にあるという新仮説を提案した(下図)。またこの呼吸欠損はグリシン添加で回復することから、グリシンの継続的な摂取が老化緩和に有効である可能性を示唆している(下図)。

これは、歴史的な大発見です。

不老不死の道が開ける切欠になるのではないでしょうか。 少なくとも長寿になる方法を示唆しています。

呼吸欠損の原因は、核のゲノム修飾である。

核DNAのメチル化(ゲノム修飾)が原因であると言うのである。 老化した細胞のmtDNAは、iPS細胞を生成時に何の変化もしていないで、再活性した細胞に入っているmtDNAと以前老化していた細胞に入っていたmtDNAは同じである。 すなわち、mtDNAが変異してミトコンドリアの呼吸活性が低下すると言うのは、間違いであった。   しかし、ミトコンドリアが老化に関係していないと言うことではない。 ミトコンドリアの呼吸活性(呼吸欠損)が老化に密接に関係していることが否定された訳ではない。 ただ、そのミトコンドリアの呼吸欠損が、ミトコンドリア自身のmtDNAの変異ではなく、核DNAのゲノム修飾(メチル化)によるものであることが分かった。   活性酸素のmtDNA障害で老化が進むのがどうのこうのなど、考える必要がなくなった。 私は、活性酸素を抑えるなど老化抑制には無意味と前から思っていたので、すぐに納得してしまった。   ミトコンドリアを増やすということも意味がありません。 ミトコンドリアDNA変異を抑えるために活性酸素を抑えても、意味がありません。  

若返るためすることは、解糖系とミトコンドリアを再活性化することです。

 

グリシンを買った

メカニズムは、全く分からないけれど、グリシンの摂取が老化を遅らせるかも知れないとある。 早速、アマゾンでグリシン1kgを買った。 グリシン 1kg(glycine) 国内製造品 【付属スプーン】 [01] グリシンは、えびや貝類や肉類などいろいろな食材に含まれており、且つ、非必須アミノ酸なので、普通、バランスの良い食事を摂っていれば不足することはない。 しかし、グリシンを十分に常に摂取することは良いことに違いない。 効果の程は、分からないが、先ずやってみることにした。   結局、核DNAとmtDNA、2つのDNAが仲良く共生することは難しいことなのかな~。 互いに一方を殺そうとしている。   グリシンは非必須アミノ酸で体内で毎日数十g合成できるため特に摂取量は定められていません。 メーカーによると、快眠目的でサプリメントとして飲む場合1日3000㎎が推奨されています。 就寝30分前に摂るのが良いとされています。  

グリシンの効果

グリシンには、良好な睡眠をさせる効果があります。
睡眠に問題を抱えているヒトに対してアミノ酸“グリシン”を摂取してもらったところ、対照食(プラセボ)を摂取した時に比べ寝つきが良くなり、ノンレム睡眠の中でも質の良い睡眠のカギとなる徐波睡眠にすみやかに到達し、徐波睡眠の時間も増えていることが分かりました。また、徐波睡眠がとれることでリズムが整い、夜中に目を覚ましてしまう中途覚醒や、早朝に起きてしまう早朝覚醒が減り睡眠のリズムが安定し、熟眠感が得られることが明らかになりました。
ノンレム睡眠中は、成長ホルモンも出るのでそれだけも若返り効果が期待できます。 また、グリシンは脊椎や脳幹にも多く存在し、神経伝達物質一です。 グリシンには脳内神経物質のセロトニン(幸福ホルモン)を増やす働きがあるので、明るい前向きな精神状態を保つことが出来やすくなります。 そして、もうひとつ。

ミトコンドリアの呼吸欠損の回復に寄与する可能性があります。

ミトコンドリアの老化に伴う機能低下

目次

  1. 老化に伴うミトコンドリアの数の変化
  2. ミトコンドリアの変異
  3. ミトコンドリアの分裂と融合
  4. 老衰はミトコンドリアの機能低下

 

老化に伴うミトコンドリアの数の変化

繊維芽細胞のミトコンドリアの数は、老化に伴い変化していなかった。

  人間は、解糖系とミトコンドリア系の2つのエネルギー生成系を持っているが、老化に伴いミトコンドリア系が主流になることが知られている。

それでは、ミトコンドリアが老化と共に増えるからミトコンドリア系が主流になるのだろうか。   コーセーが実施した、同一人物の長年に亘る皮膚の繊維芽細胞を調べた結果、ミトコンドリアの数には殆ど変化が見られなかった。 また、スーパーオキシドディスムターゼ2 (SOD2)という活性酸素消去酵素の量を測って、ミトコンドリアの質の変化を観察した。

注)スーパーオキシドディスムターゼ 2 (SOD2) 活性酸素消去能をもつ酵素の一つで、細胞内のミトコンドリア内に存在します。これまでの研究において、組織の老化や個体寿命への関与が知られています。  

その結果、被験者が36歳の時に比べて、67歳の時点ではSOD2の量が約50%減少していた。  

繊維芽細胞におけるミトコンドリアの数に変化がなかったが、他の部位については、調べていないので同様に数の変化がないかどうかは分からない。 仮に、老齢になってもミトコンドリアの数が変らないとすると、活性度低下のためミトコンドリア系のエンルギー産生能力も低下している。   ミトコンドリア系のエネルギー産生が低下しているにも関わらず、老人はミトコンドリア系が主流であると言うことは、解糖系がもっと衰弱しているということになる。   老人は活動的でなく、動作ものろく、エネルギッシュではない。 エネルギー産生能力が落ちたためかな~?  

老人は、ミトコンドリア系が主流になるが、そのミトコンドリア系のエネルギー産生能力も落ちている。

 

ミトコンドリアの変異

加齢に伴いミトコンドリアDNA(mtDNA)には変異が蓄積する。 その原因は活性酸素による傷害、およびDNA複製に校正機構が無いためと考えられている。

mtDNA上の変異の蓄積はエネルギー産生能の低下とさらなる活性酸素の産生をもたらし、結果として細胞・器官の機能の低下を起こす。 加齢にともないmtDNAに蓄積する変異には、大きな再編成と塩基置換変異がある。 大きな再編成は、mtDNA上に存在する反復配列間の組み換えが原因となる。

また、高齢者のmtDNAのD-loop領域に1塩基置換/挿入/欠失変異が高頻度に起こっていることが報告されている。 さらに老齢者の繊維芽細胞のmtDNAにはT414G 変異が、また骨格筋のmtDNAにはA189GとT408A変異が高率に認められることも報告されている。

このように、ミトコンドリアには自己修復機能がないと言われていて、塩基配列や塩基の置換が起こり老化と共に機能低下が徐々に蓄積している。   遺伝子の塩基配列が置換されたり、失われたり、新たに加えられたり、短い繰り返し配列の反復数が違うなどの個人差が存在し、その頻度が一般人の中で1%以上 である場合はDNA多型と称する。 DNA多型は核DNAにもミトコンドリアDNAにも存在する。  

複数の百歳以上のヒト(百寿者)のmtDNAの全塩基配列を決定したところ、百寿者において頻度の高い遺伝子多型がいくつか見付かった。 例としてmtDNA上の5178番目の塩基にはA(アデニン)型(Mt5178A)とC(シトシン)型(Mt5178C)があり、日本人におけるMt5178A型の頻度が約28%であったのに対し、11例の百寿者では82%と有意に高い頻度を示した。   このことから、ミトコンドリアの状態が長寿と密接に関係していることが分かる。  

ミトコンドリアの分裂と融合

生きた細胞の中では、ミトコンドリアは融合と分裂を頻繁に繰り返しながらその形態をダイナミックに変化させてる。 ミトコンドリアは細胞応答・組織分化時にダイナミックに形態を変化させる。 しかしなぜミトコンドリアは融合・分裂するのか、その生理的意義はほとんど理解されていません。  

最近の研究からミトコンドリアの膜構造形成に関与する遺伝子が同定され、このミトコンドリアの形態変化によってアポトーシスが制御されている。 ミトコンドリア形態形成遺伝子の変異が神経変性疾患の原因となることがわかってきました。  

老衰はミトコンドリアの機能低下

我々は、ペットの犬も猫も老衰して死んでいくのを見ている。 全ての動物が老衰で死んでいくので、人間も同じように老衰して死ぬのが、当たり前のように思えてしまう。  

しかし、生物界を広く見ると、老衰するのは真核生物のみで原核生物(真正細菌、古細菌)は老衰しない。

その2つの違いは何かというとミトコンドリアというバクテリアが細胞内に入り込んでいるかどうかの違いである。   その点から考えると、老衰にミトコンドリアが深く関係していると推測するのが自然である。   最近研究が盛んになってきたが、まだ、ミトコンドリアのことについては分からないことばかりだ。

しかしながら、アポトーシスや変異したミトコンドリアの作用から、ミトコンドリアが老衰にどのように関係しているか少しづつ明らかになて来ている。  

ミトコンドリアの再活性化を上手にすることができれば、長寿は実現でき、不老不死に繋がるのではないかと思う。

 

ああ、 ミトコンドリア

目次
  1. ミトコンドリアが寿命を決める
  2. ミトコンドリアとの共生
  3. ミトコンドリアは増やせば良いのか
  4. 老衰とは
 

ミトコンドリアが寿命を決める

ミトコンドリアが寿命を支配していることは、ほぼ間違いない。 テロメアとか活性酸素がどうのこうのと言っている輩がいますが、枝葉末節の議論です。 アホですな。 何故なら、ミトコンドリアという生命体が我々の先祖にエイリアンとして入り込む前の生命体には、寿命という概念がないからです。 このことが、全てを物語っている。   ミトコンドリアと共生していない真正細菌と古細菌には寿命はない。 何万年でも何十万年でもいや何億年でも何十億年でも、生命を維持する環境さえ整っていれば生き続けることができる。 そこには、老化や老衰など存在しない。   我々、真核生物は、総じて老化、老衰をして死にいたる。 これは、真核生物固有の現象である。   つまり、これは、真核生物だけにミトコンドリアが存在し、ミトコンドリアがいなければ老化、老衰はないと考えられる。   ミトコンドリアが老化、老衰の指令を出しているのである。   我々は、このミトコンドリアと上手に付き合うことによって、寿命をいくらでも延ばすことができるようになるだろう。  

ああ、 ミトコンドリア。

されど、ミトコンドリア。

 

TEM of mitochondrian in human, pancreatic acinar cell

 

ミトコンドリアとの共生

ミトコンドリアが我々の細胞に入り込んだのが20億年前。 そして、しっかりと共生を始めたのが12億年前と言われている。 そう、有性生殖が始まったのも12億年前。   何と8億年の歳月を掛けて、ついにミトコンドリアというバクテリアは、我々の細胞内に住み付けるようになったのです。   カンブリア時代に生物が爆発的に発生してから、5億5千年ですから、それよりも長い年月ですね。   それだけの年月を掛けて、ミトコンドリアは、我々の母体であるDNAに働きかけ、細胞分裂を抑えたり、アポトーシス(細胞死:細胞の自殺)をさせる機能などを身につけていったのです。  

ああ、 ミトコンドリア。

されど、 ミトコンドリア。

  凄いですね。本当に、ミトコンドリア。      

ミトコンドリアは増やせば良いのか

そうではありません。 ネット情報を見ると、「ミトコンドリアの増やし方」などという記事を目にします。 ミトコンドリアを増やせば良いと思っている輩が多いのが、気になります。 ミトコンドリアは、エネルギー生成工場だから、増やしてエネルギーを増やせば良いと単純に思っているのでしょうか。   エネルギーの生成系は、子供のときは、解糖系が有利で、成人になると、均衡し、老人になるとミトコンドリア系が有利となる。 子供が元気に走り周り、老人が静かに過ごすのは、このエネルギー生成系の変遷のためです。 ミトコンドリアって、老人になると自然に増えて有利になっているのです。   このことから、単純にミトコンドリアを増やせば良いといことではないことが分かる。 我々がすべき事は、解糖系、ミトコンドリア系を共に共生して元気にすることでしょう。 バランスが大切なのです。   老人になると、ミトコンドリア有利になっているので、寧ろ解糖系に着目すべきなのかも知れませんね。 ひょとすると老人は、糖類、炭水化物を摂るべきなのかも知れないのです。 ダイエットブームのせいか、無闇に糖質や炭水化物を摂らないようにする人が多いですが、糖類は、赤血球に不可欠で、頭は、解糖系の働きです。 糖質を摂らないと、赤血球も、頭も働かなくなってしまいます。 ケトン体が代替すると言われますが、全てを代替できているかどうか疑問です。 食事もバランスが大切ですね。   何故老化するのかについては、まだ、まだ、謎だらけです。 ですが、ミトコンドリアが細胞を自殺させることも、分裂を抑制することもできることは、分かっています。 つまり、私を生かすも殺すも、老衰させることも、ミトコンドリアの意志で可能であると言うことです。 ミトコンドリアの機嫌を損ねたくないですね。w  

ああ、 ミトコンドリア。

されど、 ミトコンドリア。

 

老衰とは

老衰とは、ミトコンドリアが細胞分裂を抑制することによって起こる。 新陳代謝が行われなくなること、すなわち老衰です。   だから、ミトコンドリアの数、勢力はある程度制限するべきではないだろうか。 増えすぎたら、減らすとか。   少なくとも老人がミトコンドリアを増やすのは、得策ではないでしょう。 もっと老衰します。w   核DNAの分裂は、ミトコンドリアが抑制しますが、ではミトコンドリアDNAの分裂を抑制ものは何なのか。 何もないのか? そんなことはない。 それを知りたい。  

ああ、 ミトコンドリア。

されど、 ミトコンドリア。

    「ミトコンドリアを増やす方法」この記事でも、同様のことを書いてます。

加圧トレーニングと成長ホルモン分泌

目次
  1. 3つの成長ホルモン分泌法
  2. 筋トレと成長ホルモン分泌
    1. 乳酸による成長ホルモンの分泌の間違い
  3. 加圧トレーニングで成長ホルモン分泌
    1. 加圧トレーニング方法
    2. 加圧トレーニング効果
    3. 加圧トレーニングの危険性の回避
    4. 加圧トレーニングで生じる症状
    5. 私の実践マニュアル
  4. ダイエット
 

3つの成長ホルモン分泌法

現在言われている成長ホルモン分泌法には、3つある。 1、熟睡(ノンレム睡眠) 2、空腹 3、筋トレ(加圧トレーニング) この3つの行動で成長ホルモンが増加することが確認されている。 今後、他にも成長ホルモンが急増する行動が明らかになるかも知れないが、 アンチエイジングに直接関係している成長ホルモン分泌をするためには、 この3つを詳しく考察しなければならない。   最近、加圧トレーニングで大量の成長ホルモンが分泌されることに注目されています。 ここでは、この筋トレと成長ホルモンの分泌の関係について考察したい。  

筋トレと成長ホルモン分泌

筋トレならどんな筋トレでも成長ホルモンが分泌される訳ではありません。 高負荷の無酸素運動で、成長ホルモンが沢山分泌されます。 反対に、ジョギングのような有酸素運動を長時間しても成長ホルモンは分泌されません。   例えば酸素を供給せずにベンチプレスやスクワットをすると効果があります。 息を吐いて、呼吸を止めた状態で、高負荷トレーニングをすると良いでしょう。   人間のエネルギー生成系には、解糖系とミトコンドリア系があります。 ミトコンドリア系は、酸素を必要(好気性)としますが、 解糖系は酸素を必要とせず、嫌気性です。   解糖系は、本来のDNAが持っているエネルギー生成系です。 この解糖系が細胞分裂を促す成長ホルモンの分泌と関係していると思われます。 無酸素状態でエネルギーを生成する解糖系が活性化され、成長ホルモンが分泌されます。   詳しくは、「解糖系に寿命はあるのか」や「ミトコンドリアを増やす方法」を参照してください。  

乳酸による成長ホルモンの分泌の間違い

「乳酸の蓄積=成長ホルモンの分泌」は間違いです。 最近の研究では、血液中の乳酸の量が増えても成長ホルモンは増えないので 乳酸が成長ホルモンを誘導しているというのは間違いです。 果糖を食べると血中の乳酸濃度が上がりますが、成長ホルモンの増加はありません。 このことから明らかですが、ネット上では、未だにこの間違った情報が氾濫していて とても残念にです。   乳酸は、きつい無酸素運動、たとえば激しい筋力トレーニングなどの運動で、糖のグリコーゲンがエネルギーとして消費される際に発生するのですが、この際、同時に成長ホルモンが増加することから誤った認識を持ってしまいました。 両方が同時に発生しているだけで、因果関係がある訳ではありません。   また、運動すると乳酸が発生して筋肉にたまる ので、永らく『乳酸=筋肉疲労をまねく物質』と定義されていた。 しかしさまざまな研究で見直しがされ近年では、乳酸の発生時に生じる水素イオンが、筋肉疲労の直接の原因物質であるという見解なっています。 乳酸は、エネルギー物質の一つとして認識されるようになって来ています。 昔は、乳酸値でスポーツ選手の疲労度を測ったりしていましたね。 今考えると、とっても可笑しなことをやっていたものです。 マラソンなどの有酸素運動では、乳酸値が疲労の蓄積に従って増えることはありません。 乳酸もエネルギー原として再利用されているのです。  

加圧トレーニングで成長ホルモン分泌

加圧トレーニングとは適切に血流を制限した状態で行うトレーニング方法のことです。 専用の加圧器具を使用して、腕の付け根(上腕二頭筋の基部)や脚の付け根(大腿部の基部)に各個人に合った適切な圧を掛けながら、目的に合ったトレーニングや運動を行います。  

加圧トレーニング方法

大体1RM(全力で一回だけマシンやフリーウエイトの重りを持ち上げられる重さを1RMと言う)の70%から80%の重さ設定で、それを10回×2~3セット行うと多く分泌されると言われています。 1RMを測る機会というのは、パートナーやトレーナーがいないとなかなかないので、ギリギリ10回挙げられるマシンやバーベル、ダンベルの重さを2~3セットと覚えておくと良いと思います。 この高負荷トレーニングにより成長ホルモンが出るわけですが、もっと効率よく成長ホルモンを出す方法があります。   それが、「加圧トレーニング」です。 酸素の供給を強制的に制限することで、無酸素状態を作り出し専用の加圧ベルトで腕・太腿に適切な圧力をかけることで、 血流を適度に制限しながら、短時間(1日10分程度)、軽い負荷のトレーニングを行います。 これにより、成長ホルモンの分泌を促し、健康な体をつくることができます。   こんなベルトを使用します。 ダイエットベルト– ODOLAND 「1ベルト+2シェイパー」腰用サポーター 調整可 滑り止めベルト 保温 発汗 体重減少 毒素排出 腰痛軽減 姿勢 男女兼用 ブラック (F)  

加圧トレーニング効果

「加圧トレーニング」は、加圧することで 運動によって得られる効果を増幅させるトレーニングです。 「加圧トレーニング」は血流の制限を行うことで、酸素の供給を抑え、白筋への負荷を大きくします。   筋肉には、大きく分けて、白筋、ピンク筋、赤筋があります。 それぞれ細胞に含まれるミトコンドリアの量によって、色が変っています。 赤筋が一番ミトコンドリアの多い筋です。 白筋はミトコンドリアが少ないため、細胞分裂のミトコンドリアによる抑制がなく分裂しやすい筋肉です。 酸素を遮断して、白筋を優先的に使うと壊れたこの筋細胞を修復、再生、増殖しようとして、成長ホルモンが分泌されるのです。   加圧トレーニングをすると、何時間も運動しなくても、短時間で、しかも軽い負荷の運動でも効果を増幅させることができるのです。 加圧トレーニングは、筋肉増強パワーアップのための運動に応用することができます。  

加圧トレーニングの危険性の回避

ここで、加圧トレーニングを推奨しましたが、素人が実施するには、とても危険なトレーニングです。 脳卒中になった例もあるようです。 トレーニングの実施時間は、5分以内の短時間に抑え、必ず軽い負荷で実施すべきです。 更に、専門のトレーナーの指導の下、実施すべきと言われていますが、加圧トレーニングについては、未だ研究過程で誰も真実は分からないので、専門家の下でトレーニングすれば大丈夫だと言うことでもないようです。
適正な加圧よりも高い圧力を加えてしまったり、長時間のトレーニングを行ってしまうと、静脈血栓ができたり冷感、しびれ、皮下出血といった症状を引き起こすといわれている。加圧トレーニングはまだまだ研究の過程にあるため、トレーニングと症状の因果関係を証明するだけの研究の実例も豊富ではない。 このため身体的に危険な可能性があるということを認識し、実行しようとする際には専門家の指導のもと、適切な加圧と時間、器具とメニューでトレーニングをしなければならない。つまり通常のトレーニングよりも、実行に移す敷居は高いといえる。

 加圧トレーニングで生じる症状

一般に言われている加圧トレーニングをすると現れる症状です。
  1. 吐き気
  2. しびれ
  3. 細胞の壊死
  4. めまい
  5. 脳梗塞
  6. 皮下出血
  7. 血栓
  8. 心筋梗塞
吐き気、しびれ、めまいは、酸素や栄養が行き渡らないために起こるのでしょう。 止血の強さが強すぎるのと、時間が長いのが原因でしょう。 細胞の壊死は、長時間あるいは、繰り返し、酸素、栄養不足を起こした結果でしょう。 皮下出血、脳梗塞、心筋梗塞は、強い止血状態で、負荷の高いトレーニングした結果ではないでしょうか。 血栓ができると言われています。 毛細血管から、さらには、太い血管にまで血栓ができてしまう。 もしそうであれば、大変な問題です。 今後の研究で明らかになることを期待しています。  

私の実践マニュアル

因みに、私は、緩めのバンドで、軽負荷トレーニングを1日に5分程度続けるつもりです。 筋力の発達にはとても効果があると感じています。 少しの時間の軽めの負荷でも、筋肉が張ってきます。  

自訓

● バンドは緩め。 ● 負荷は軽め。 ● 時間は1日5分以内。   止血バンドによる腕の加圧トレーニングも続けています。 無理せず、軽めの縛りでやっていますが、確かな効果があります。   成長ホルモンも出ているようです。 Good.  

ダイエット

加圧ベルトを腰に巻くだけで発汗します。 これで、お腹より下の血流を少し制限することができます。 常時着用することで、お腹の脂肪が重点的に燃焼するかどうかは疑問ですが、全体のダイエット効果はありそうです。 腰に巻くダイエットベルトは、いろいろ販売されています。     私の購入したベルトはこれ。 ACELETE シェイプアップベルト 発汗ダイエットベルト