痛風の最終兵器は血液をアルカリ性にすること
痛風は、尿酸が排出されさえすれば全て解決します。
酵素がどうの免疫がどうの食事がどのビールがどうのと余計なことは一切考える必要はありません。
ただ血液をアルカリ性にすれば良いのです。
尿酸はアルカリと反応して尿酸塩になり水に溶解し易くなります。尿酸は元々水に溶けにくいのですが、酸ですから、酸性溶液では更に溶けにくい。だから、血液が酸性だと血中に尿酸結晶が析出して、いろいろな体の関節部位にこびり付いてしまいます。これを異物の侵入したとして免疫細胞が攻撃し、炎症を起こします。これが痛風です。
尿酸は、窒素の最終形ですから、体のタンパク質が崩壊すれば必ずできてしまいます。プリン体の8割は、体の老廃物から出来ます。食事からの割合は2割です。すなわち、食事制限は無駄な努力ですね。
痛風を解消するには尿酸(尿素)をどんどん排出しるしかないのです。
それには、血液をアルカリ性にして尿酸を溶かして、尿として排出することです。これが一番、理にかなった方法です。
血液をアルカリ性にする方法
ではpHはどのように決まるのか。
Sφrensen(セーレンセン)のpHの定義、pH=-log10[H+]
現在は少し修正されて、以下のような定義になっている。
難しい話は置いといて、水の中の水素イオン濃度にはある法則が存在します。
その法則とは、「温度が一定ならば、水素イオン濃度と水酸化物イオン濃度の積は一定の値になる」というものです。
たとえば25℃のとき、その値は
[H+]×[OH-]=1×10-14(mol/L)2になります。
この法則は、水溶液が酸性でも、中性でも、アルカリ性でも成り立ちます。
要するに[H+]を減らすことができれば、pHは上がり、アルカリ性になります。
その簡単な方法の一つに、重炭酸ソーダを飲むというやり方があります。
1g重炭酸ソーダを200mlの水またはお湯に溶かして、毎日飲むという方法です。
簡単でしょう。
H++ HCO3ー → H2O + CO2
溶液中の炭酸水素イオンの濃度が高くなると水素イオンは水に変換されます。反応は全て双方向で平衡状態が変わります。
これが、重炭酸ソーダを飲むことにより血液をアルカリ性にする原理です。
これで、痛風解消です。バンザイ。
後、注意点として、取りすぎはいけません。
取り過ぎは毒(ナトリウム過多など)になるので、一日の摂取量はくれぐれも5gまでにしましょう。
また、血液は、弱アルカリ性のpH7.35〜7.45が良いとされています。ですから、重炭酸ソーダの取り過ぎてアルカリ性になり過ぎるのも危険です。
ナトリウム過多を予防するためには、その他のミネラルをしっかり取ることも大切です。
カルシウム、カリウム、マグネシウムなどを取るようにしましょう。
全て、バランスが大切です。何かを取り過ぎても、不足してもいけません。
簡単な尿pH検査
尿のpHを市販のリトマス試験で確認すると良いでしょう。
概ねの値ですが、pH7辺りになれば、良しです。
購入されることをお勧めします。
トイレの時にリトマス紙にかけます。
重曹を飲んだらてきめんの変化を実感できるはずです。
あと、温度を上げると尿酸の溶ける量が増えるので、お風呂でゆっくり体を温めることが超お勧め。
温泉最高ですよね。
では皆様、痛風の痛みに苦しむことなく、これからは楽しい人生を送ってくださいね。
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