目次
- アポトーシスは他殺
- がん細胞は、当たり前にある細胞
- がん細胞の自然治癒
- ミトコンドリアを活性化する方法
- 原因となるストレスの除去
- がん細胞への栄養カット
アポトーシスは他殺
アポトーシスは、「木の葉や花びらが散る様子」を表すギリシャ語に由来しています。
1972年に、英国の学者が細胞の中でDNAが凝縮し、細胞が縮小することを見つけました。
1972年、Kerr、Wyllie、Currieは、生理的条件下でおこる細胞死には細胞壊死(necrosis)とは異なる、細胞小器官が正常な形態を保ちつつ、核の染色体が凝縮し、細胞全体が萎縮、断片化する死細胞があることを見いだした。そしてこの細胞死を、葉が木から落ちることを意味するギリシャ語から、アポトーシス(apoptosis)と命名した。
このアポトーシスは、プログラムされた細胞の自殺と言われていました。
近年、大阪大学の辻本教授らは、アポトーシスが起こる際に、細胞内のミトコンドリアからチトクロムCというタンパク質が放出されることを発見しました。
このチトクロムCは、アポトーシス誘導分子で、このチトクロムCにより細胞はアポトーシスしています。
つまり、アポトーシスは自殺ではなく、ミトコンドリアによる他殺だったのです。
がん細胞は、当たり前にある細胞
がん細胞は、毎日5000とも数万とも数十万とも言われる数、体内に生成されていると言われています。
毎日、1兆個もの細胞が分裂していることから考えて、多分数百万個以上のがん細胞が出来ているのではないかと思われます。
がん細胞は、極当たり前に出来ているのです。
それらの不要な細胞や不適切な細胞は、アポトーシスにより細胞死させられてしまいなくなってしまうのです。
細胞死は一瞬で起き、死んだ細胞は10分ぐらいで免疫細胞が食べ尽くしてしまいます。
人間の体は、常にアポトーシスをすることにより正常な体を維持しています。
アポトーシスが正常に行われなくなると癌細胞が増殖し大きくなってしまいます。
それが癌です。
癌はアポトーシス不全で起こる
このアポトーシスが上手く働かなくなると、がん細胞は死滅することなく増殖してしまいます。
がん細胞には、ミトコンドリアが少なくアポトーシスがしにくい状態になっています。
そして、また、ミトコンドリアがないと細胞分裂を抑制する機能がないので、細胞分裂が盛んに行われます。
このことが、悪いことに癌を急速に成長させます。
90歳以上の死体を解剖すると、必ず数個以上のがん細胞が発見されます。
がん細胞は、誰でも普通に持っている細胞なのです。
がん細胞がミトコンドリアによって常にアポトーシスされていれば良いのですが、アポトーシスされずに大きくなると癌になるのです。
がん細胞の自然治癒
がん細胞を自然治癒させるためには、兎にも角にも、がん細胞にミトコンドリアを増やし活性化させることです。
これは、勿論、必要条件ですから、これだけで癌が完治するとは限りませんが、必要条件を満たさないことには始まりません。
癌の発症原因はストレスと言われています。
ストレスには
・精神的ストレス
・肉体的ストレス
・外部環境ストレス
などいろいろなストレスがあり、個人個人癌になっているストレスは異なるでしょう。
そのストレスを取り除くことが根本的な解決に繋がります。
ミトコンドリアを活性化する方法
酸素を積極的に供給
ミトコンドリアは、好気性つまり、酸素を使ってエネルギーを生成するので、十分な酸素を供給すると活性化します。
深い呼吸を何度も繰り返す。
太極拳のようなゆっくりとした有酸素運動も良いでしょう。
酸素は、血液によって運ばれるので、血流を良くすること。
安易に降圧剤を飲んで、血圧を下げては絶対にいけません。
酸素供給が悪くなります。
きつい服やゴムやベルトで体を締め付けてはいけません。
血流が悪くなります。
体を温める
ミトコンドリアは38度くらいの体温より少し高い温度で最も活性化します。
従って、ぬるま湯に長い時間ゆったり使って、その間、大きく深呼吸を繰り返します。
部屋は、暖房を十分に効かし常時暖かくします。
冬に外出する時は、しっかり防寒します。
兎に角、体を温めることが、とてもミトコンドリアを活性化します。
原因となるストレスの除去
ミトコンドリアを活性化しても、原因のストレスを解決しなければ根本的な解決になりません。
自分のストレスが何なのか見極め、除去することが何よりも大切です。
手術、抗がん剤、放射線治療が今までの3大治療ですが、この治療では癌を克服できていません。
今までのこの癌の欧米の3大治療が、欧米では見直されてきています。
摘出手術は、体を痛め機能低下をもたらします。
抗がん剤や放射線治療では、がんは治せていません。
これらの治療は、かえって免疫力を弱めてしまうので害になると言われています。
免疫力を高めて、癌を克服しようという動き盛んになりつつあります。
自己治癒力によるがん細胞の撲滅です。
実際、ハリ治療などによりがん細胞が小さくなったり消滅した例があります。
私が、癌になったときは、手術は出来るだけせずに放射線治療、抗がん剤治療は全くせず、
・ストレスの除去、
・ミトコンドリアの活性化、
・免疫力の向上、
でがん細胞を撲滅をしようと思っています。
がん細胞への栄養カット
がん細胞は、解糖系エネルギーで生きていて、分裂します。
解糖系エネルギーは、ぶどう糖が栄養素なので、このぶどう糖をカットすればがん細胞は生きていけません。
従って、糖質制限食事をすれば、癌は縮小し、やがては消滅してしまいます。
ごはん、パン、とうもろこしや芋など完全に断ちます。
がん治療中は、糖質を完全に断つのが良いでしょう。
完治後は、糖質を少し摂る生活に戻した方が解糖系のエネルギーも人間には必要なので、私は良いと思いますが、全く摂る必要はないと言う説もあります。
癌は、決して不治の病ではありません。
適切な対処をすれば、必ず自然治癒できるでしょう。
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