アポトーシスは他殺
アポトーシスは、「木の葉や花びらが散る様子」を表すギリシャ語に由来しています。 1972年に、英国の学者が細胞の中でDNAが凝縮し、細胞が縮小することを見つけました。1972年、Kerr、Wyllie、Currieは、生理的条件下でおこる細胞死には細胞壊死(necrosis)とは異なる、細胞小器官が正常な形態を保ちつつ、核の染色体が凝縮し、細胞全体が萎縮、断片化する死細胞があることを見いだした。そしてこの細胞死を、葉が木から落ちることを意味するギリシャ語から、アポトーシス(apoptosis)と命名した。このアポトーシスは、プログラムされた細胞の自殺と言われていました。 近年、大阪大学の辻本教授らは、アポトーシスが起こる際に、細胞内のミトコンドリアからチトクロムCというタンパク質が放出されることを発見しました。 このチトクロムCは、アポトーシス誘導分子で、このチトクロムCにより細胞はアポトーシスしています。
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