ダウンエイジング (Rejuvenating)

Antiaging 時代は終わった。今や、ダウンエイジング(Rejuvenating)時代だ。何故なら、全ての細胞、器官は再生可能だ。即ち元来、人には若返る力がある。だから将来、不老不死の時代になるという人も居る。多分そうなるに違いない。

老化は止められるか?

細胞の修復、再生の実現で不老になる

「歳をとるにつれて体に蓄積されていくダメージを、薬や治療で修復すれば、人は老化せず、病気も食い止められる。老化や病気の原因は、突き詰めれば、細胞の細かい損傷です。つまり、傷ついた細胞を修復し続けることができれば、人は永遠に生き続けられるのです。そのために必要な薬と技術は、今後20年ほどで完成する可能性が高い」
英ケンブリッジ大学研究員で老年医学を専門とするオーブリー・デグレイ博士は、こう断言する。いくつかの条件を克服すれば、わずか20年後に、人類は不老不死になるというのだ。 デグレイ博士は、不老不死の研究に本気で挑んできた、世界でただ一人の科学者といっても過言ではない。彼は’09年にSENS(老化防止のための工学的戦略)とよばれる国際的な基金を創設し、ハーバード大学をはじめ、世界の名だたる研究機関と老化克服のための共同研究を進めている。また、老化に関する国際学会のみならず、グーグルなどの革新的な企業にも迎えられ、持論を語ってきた。 その博士がインタビューに答えた。 「歳をとること、そして病気になること—これは、まさに人類最大の問題です。毎日10万人もの人々が、老化によって死んでいく。私が不老不死の研究を始めたのは、それを何とかしたいと思ったからです。 研究を始めた当初、私の考え方はあまりに突飛だったので、多くの研究者に否定されました。しかし10年あまりの研究で、徐々に主張が理解され始めました。現在は20人もの著名な科学者の賛同を得ています」 いまや不老不死は、世界の専門家が競う、現代医療の最前線なのである。 デグレイ博士は老化の原因を7種類に分け、その一つ一つを潰していくことにより、老化、ひいては死を克服できると主張する。彼が語るその内訳は次の通り。 (1)再生不可能な、脳や心臓の細胞が死ぬこと。 脳は再生されることが分かってきた。 また、幹細胞を補うことによって対処することができる。 (2)細胞が正常に分裂せず、がん化してしまうこと。 がん化は環境適応であることが分かってきた。 がんでは死なない。 (3)死んだ細胞が毒素を出し、周囲に影響すること。 老廃物をいかに体外に排斥するか? (4)細胞が生み出す老廃物が、除去されずに細胞の中にたまってゆくこと。 老廃物をいかに体外に排斥するか? (5)細胞の中でエネルギーをつくるミトコンドリアのDNAが、傷ついたり突然変異して、正しく機能しなくなること。 DNAの修復が必要か? (6)細胞と細胞をつなぐコラーゲンなどのたんぱく質が、加齢とともにしなやかさを失うこと。 成長ホルモンの増強などで、コラーゲンは再生されるので問題ない。 (7)新陳代謝によって生まれる老廃物が、細胞の外側にも付着すること。 老廃物をいかに体外に排斥するか? 共通の問題で纏められる物もあるようですが、問題はこんなところでしょうか。   デグレイ博士によると、老廃物の除去の問題が解決されれば、不老不死になるようだが、 実際はそれだけでは不老不死にはならない。   解糖系エネルギーとミトコンドリア系エネルギーの関係がもっと明らかに なる必要があるだろう。  

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