月: 2016年10月
不老不死でも人生を満喫しよう
Posted by antiage on 2016年10月31日

老化は止められるか?
Posted by antiage on 2016年10月28日

細胞の修復、再生の実現で不老になる
「歳をとるにつれて体に蓄積されていくダメージを、薬や治療で修復すれば、人は老化せず、病気も食い止められる。老化や病気の原因は、突き詰めれば、細胞の細かい損傷です。つまり、傷ついた細胞を修復し続けることができれば、人は永遠に生き続けられるのです。そのために必要な薬と技術は、今後20年ほどで完成する可能性が高い」英ケンブリッジ大学研究員で老年医学を専門とするオーブリー・デグレイ博士は、こう断言する。いくつかの条件を克服すれば、わずか20年後に、人類は不老不死になるというのだ。 デグレイ博士は、不老不死の研究に本気で挑んできた、世界でただ一人の科学者といっても過言ではない。彼は’09年にSENS(老化防止のための工学的戦略)とよばれる国際的な基金を創設し、ハーバード大学をはじめ、世界の名だたる研究機関と老化克服のための共同研究を進めている。また、老化に関する国際学会のみならず、グーグルなどの革新的な企業にも迎えられ、持論を語ってきた。 その博士がインタビューに答えた。 「歳をとること、そして病気になること—これは、まさに人類最大の問題です。毎日10万人もの人々が、老化によって死んでいく。私が不老不死の研究を始めたのは、それを何とかしたいと思ったからです。 研究を始めた当初、私の考え方はあまりに突飛だったので、多くの研究者に否定されました。しかし10年あまりの研究で、徐々に主張が理解され始めました。現在は20人もの著名な科学者の賛同を得ています」 いまや不老不死は、世界の専門家が競う、現代医療の最前線なのである。 デグレイ博士は老化の原因を7種類に分け、その一つ一つを潰していくことにより、老化、ひいては死を克服できると主張する。彼が語るその内訳は次の通り。 (1)再生不可能な、脳や心臓の細胞が死ぬこと。 脳は再生されることが分かってきた。 また、幹細胞を補うことによって対処することができる。 (2)細胞が正常に分裂せず、がん化してしまうこと。 がん化は環境適応であることが分かってきた。 がんでは死なない。 (3)死んだ細胞が毒素を出し、周囲に影響すること。 老廃物をいかに体外に排斥するか? (4)細胞が生み出す老廃物が、除去されずに細胞の中にたまってゆくこと。 老廃物をいかに体外に排斥するか? (5)細胞の中でエネルギーをつくるミトコンドリアのDNAが、傷ついたり突然変異して、正しく機能しなくなること。 DNAの修復が必要か? (6)細胞と細胞をつなぐコラーゲンなどのたんぱく質が、加齢とともにしなやかさを失うこと。 成長ホルモンの増強などで、コラーゲンは再生されるので問題ない。 (7)新陳代謝によって生まれる老廃物が、細胞の外側にも付着すること。 老廃物をいかに体外に排斥するか? 共通の問題で纏められる物もあるようですが、問題はこんなところでしょうか。 デグレイ博士によると、老廃物の除去の問題が解決されれば、不老不死になるようだが、 実際はそれだけでは不老不死にはならない。 解糖系エネルギーとミトコンドリア系エネルギーの関係がもっと明らかに なる必要があるだろう。
母親が若いと長寿
Posted by antiage on 2016年10月25日

研究結果、そうなった
長寿の人は、母親が若いときに産んだ子である確率が高いという研究結果が、ロサンゼルスで開かれた米国人口学会(PAA)年次集会で発表された。 25歳以下の母親から生まれた人は、年齢の高い母親から生まれた人に比べ100歳以上まで生きる確率が2倍であるという。 米シカゴ大学加齢センターのLeonid Gavrilov氏とその夫人で共同研究者のNatalia Gavrilova氏は、家族で最初に生まれた子どもは100歳以上まで生きる確率が大幅に高いことを3年前につきとめ、その理由の解明に取り組んだ。 全米から抽出した100歳以上の198例を対象に、この「第一子効果」を説明すべくデータの分析を行った。理由は
理由として、最初の生殖では最も質の高い卵子が用いられるためとか。 若い母親だと子どもの健康を長期的に害するような慢性感染症にかかっていないため、という理由も考えられる しかし、現時点ではいずれも仮説にすぎない。 卵子は生まれたときに数は、決まっている。 それ以後、生成されることはない。 従って、全ての卵子は、母親プラスワンの年齢になっている。 加齢により、卵子も母親と同様に少しずつ細胞が損傷している可能性が高い。 従って、第一子が長寿であっても不思議はない気がする。寿命は延びている
今でも、世界の寿命は延びている。 ということは、遅く生まれれば生まれるほど、寿命は延びているということになる。 これは、第一子が二子以降の子より長生きすると言うことは反対の傾向である。 何れにせよ、母親が若いと長寿と言うのは、長寿の傾向があるが、決定的な長寿の要因ではないようだ。 あまり気にしない方が良さそうだ。卵子は若えらすことが出来る
この卵子を若返らせるというホルモンがあります。 私は、男ですが、他にも効果があるので飲んでいます。 若返りホルモンとも呼ばれています。 DHEA25mg(デヒドロエピアンドロステロン25mg)
活性酸素について
Posted by antiage on 2016年10月18日

活性酸素とは
酸素が電化したもの。非常に反応性富む酸素。 酸素分子がより反応性の高い化合物に変化したものの総称である。 一般的にスーパーオキシドアニオンラジカル(通称スーパーオキシド)、ヒドロキシルラジカル、過酸化水素、一重項酸素の4種類とされる。 細胞を破壊し、老化を推進するものとして、最近着目されている。
ミトコンドリアが発生する場所
体にストレスがかかると、ミトコンドリアで発生する。 ミトコンドリアは、細胞に1000個以上存在し、エネルギーを生産するところである。 ミトコンドリアの量が多いと、エネルギーの生産力が高く余裕が生まれるので、 強い肉体的、精神的ストレスがかかっても活性酸素は生じないことになる。 ミトコンドリアの量を増やすと良い。 ミトコンドリアは、母親から受け継がれた遺伝子ですが、太古の昔、別の生物として本体の細胞内に入り込み それが卵子を通して代々引き継がれるようになった。 つまり、別の生物の遺伝子情報がそこには入っている。
活性酸素の働き
活性酸素は、生命活動に必要なエネルギーを生成するために必要不可欠なものです。 また、体内に侵入した細菌などを取り除く働きがある。 白血球やマクロファージなどの「免疫機能」の一部として細菌などを攻撃します。 血液は、この必要不可欠な酸素をヘモグロビンに乗せて身体中に送っています。
活性酸素を悪玉呼ばわり
とても間違った認識です。 活性酸素は、必要不可欠なものです。 抑えるべきものではありません。 「活性酸素は、細胞を破壊し、老化を早める。」 これは、活性酸素の役割のいち側面を見ているに過ぎません。 確かに活性酸素は、DNAの破壊、老化の進行など悪い面があります。 でも、細胞が壊れて、また、再生されるということは、生命の自然な営みです。 新陳代謝はとても大切な機能です。 その機能を阻害するようなこと積極的にしては、いけません。 是非、認識を改めて欲しいです。 最近はやりの、水素水などまがい物で、一生懸命飲むなんて愚の骨頂です。 水素は、水にほとんど溶けません。 確かに、活性水素は反応性に富んでいるので、活性酸素を減らすことは十分に考えられますが、それは、体にとって必ずしも良いことではないでしょう。 我々のすべきことは、壊れた細胞を再生、修復してあげることです。 それこそが、豊かで、生き生きした目指すべき活動的な生活なのです。
水素水は飲むな!
水素が体に良いという話は、先に述べたように、もともと体内で発生する活性酸素に対抗できる活性水素(水素ラジカル)が良いという話からきた。 活性水素が解けた水が体に良いという話も、別に確固たるエビデンスがあるわけでもない。 まったくもって効果が無いともなんともいえないですが、有意な効果はまったくないというのはハッキリしてる。 水素ラジカルならまだしも、水素自体が溶けている水が体に良いという話は一切根拠も実験結果(怪しいメーカーの怪しい自社実験はあるものの)も無く、話にならないオカルト商品です。 オカルトさはマイナスイオンより罪深い感じでしょう。そもそも水素は殆ど水には溶けない気体なので、それをわざわざ缶入りボトルに入れて売る理由が意味不明です。
水素は水に溶けないと学校で習わなかったのか!!
当然売り文句は活性水素水のものを適当にアレンジして使ってますが、どの分量を飲めばどういった効果があるのかは、活性水素水よりさらに不明。 悪質な業者の商品になってくると、水素を発生させるというタブレット(水素化カルシウム)が錠剤の中に入ってるとか冗談のような危険な商品もあるようです。 水素化カルシウムといった薬品は、有機化学の合成などにつかわれる禁水性の試薬で、水と反応して水素を放出するのですが、ものすごい熱を生じるので、飲むとかアホ以外の何物でもないと言えます。カルシウムが足りないからといって、お煎餅に付属の乾燥剤の袋をあけてガブのみしてるようなものです。
成長ホルモンの流れ
Posted by antiage on 2016年10月13日


運動で若返る
Posted by antiage on 2016年10月12日

運動と若返り
カナダのオンタリオ州にあるマックマスター大学の研究者らが少数の被験者を対象に行った研究によると、運動は肌を若く保つだけでなく、肌を若返らせる可能性もあり、さらには年を取ってから運動を始めた人にも効果があるかもしれないという。「The New York Times」が伝えた。 マックマスター大学が行った以前の研究では、運動の効果をマウスで調べている。研究者はマウスを2つのグループに分け、一方のグループでは運動用の回し車を使えるようにし、もう一方のグループは「運動不足」にした。 運動しなかったマウスはすぐに弱り、毛が抜けて病気になったが、定期的に運動していたマウスは、脳、心臓、筋肉、生殖器を健康な状態に保つことができた。さらにこれらのマウスは、運動しなかったマウスと比べて、早く毛が抜けることもなく、白髪にもならなかった。 運動はしないといけない、ただサプリを飲んでもだめですね。 運動は人にも同じ効果をもたらすのではないかと考えた研究者たちは、今回、20~84歳の男女29人のボランティアを対象に2つ目のテストを実施した。 被験者の約半数は活動的な人々で、少なくとも毎週3時間の適度な運動または激しい運動を行っていたが、残りの被験者はほとんど座りっぱなしで、週に1時間も運動をしていなかった。 研究者らはまず、ボランティア一人ひとりの臀部から皮膚サンプルを採取した。太陽にほとんどさらされない皮膚を調べたかったからだ。これら臀部の皮膚サンプルを観察した結果、よく運動していた40歳以上の被験者の皮膚は、たとえその人が65歳以上だったとしても、明らかに年齢より若く見え、20代や30代の皮膚に近かったという。 研究者らはその後、さらに運動の効果を明らかにするため、座って過ごすことの多い65歳以上の被験者に、3カ月にわたって毎週運動をしてもらった(運動の強度は、最大酸素摂取量の65%以上という中程度のもので、これを1回30分間、週に2回行った)。3カ月後、ボランティアたちの皮膚を顕微鏡で調べ、「運動を始める前」の皮膚と比較した。 研究者らによると結果は顕著で、これらの皮膚サンプルはまったく異なっていた。皮膚の表皮(外層)と真皮(内層)は、3カ月の運動後には、20~40歳の皮膚のように見えたというのだ。 ただし研究者らは、今回の研究は非常に小規模なものであり、さらなる研究が必要だと認めている。運動による気分の変化
運動した後は気持ちがすっきりとして、「あんなに落ち込んでいたのにどうしてだろう…」と思ったことはありませんか? 何かに行き詰っている時に「気分転換に運動してきたら」というセリフも決まり文句のように使いますよね。 運動後に気分が変化するのは決して気のせいではなく、科学的に説明ができることなのです。 運動すると交感神経が活性化され、心拍数が上昇し、興奮状態になります。 この交感神経優位の時間が増えると意欲的になり、ポジティブな思考になるようです。 また、脳内物質レベルでも変化が起きています。 運動を始めてまず分泌されるのが脳内麻薬のβ-エンドルフィン。気分をハイにするホルモンで「多幸感」をもたらします。 次にドーパミンが分泌されます。「ワクワク感」「高揚感」「達成感」をもたらすホルモンとされています。 そして最後にセロトニンが分泌されます。別名「愛のホルモン」や「幸せホルモン」とも呼ばれ、心を安定させる効果があると言われています。IGF-1の役割
Posted by antiage on 2016年10月6日

IGF-1は、成長ホルモンから生成
IGF-1は、成長ホルモンが刺激となり主に肝臓で生成される。 「インスリン様成長因子(IGF)」は、卵や精子の形成、受精卵の発生、生体の発達・成長・成熟、物質代謝の調節、老化の抑制など、一生にわたって重要な役割を果たすホルモンです。 成長ホルモン(GH)の作用の多くはIGF-1を介したものです。 ただ、脂肪を積極的に代謝する作用や、抗インシュリン作用による耐糖能低下などは、成長ホルモンによる直接の作用であり、IGF-1にはありません。IGFは、インスリンに似てる
IGFは、その名前が示す通り、インスリンとよく似た構造のホルモンです。 インスリンは、主に血糖値の上昇などに応答して膵臓から分泌され、血糖値を下げ、物質代謝の同化反応を促進しています。 食後、数分から数時間という短い時間で分泌され、速やかにその効果を発揮します。 これに対して、IGFは、成長ホルモンや栄養状態の影響を受けながら、動物の成長・発達段階に応じて生産・分泌量がゆっくり増減するという特徴を有しています。 主な作用も、様々な種類の細胞の増殖や分化などを促進するなど、インスリンとは異なり生理活性の発現には長時間を要します。臨床的意義
ソマトメジンCはIGF-lとも呼ばれる70個のアミノ酸からなるポリペ プチドで,骨及び骨以外の体細胞における成長ホルモン(GH)の成長促進作用を仲介する因 子のひとつである。 ソマトメジンCの分泌はGHに依存し,種々の器官で産生される,血中では大部分が 結合タンパクと結合しており,GHに比べ血中半減期が長い。 臨床的にはGHの分泌異常を反映するた め,末端肥大症や下垂体性巨人症で高値を示し,下垂体機能低下症や下垂体性小人症で低値を示 す。基礎値が安定しているため,これら疾患の鑑別及び治療効果の判定に有用である。成長ホルモンの効果
Posted by antiage on 2016年10月4日

成長ホルモンの本来の役割
タンパク質の合成 | 成長ホルモンは筋肉へのアミノ酸の輸送を増加させタンパク質の合成を盛んにし、それらの結果、筋肉が発達 |
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糖質代謝 | 血糖値を高め、組織でのエネルギー消費を高める |
脂肪代謝 | 脂肪細胞中に蓄えられていた中性脂肪を分解し、血液中に遊離脂肪酸を放出させ、その遊離脂肪酸は肝臓内で分解され体脂肪が減少 |
ミネラル代謝 | カルシウム、リン、マグネシウムの代謝に影響し骨形成を促進。小児においては長骨を伸ばす作用を持つ |
プロラクチン様作用 | 成長ホルモンは、「ラクトゲン受容体」に結合するため、乳腺の発育や乳汁生成にも関係 |
成長ホルモンはね
成長ホルモンは、脳の下垂体から血液中に分泌されるホルモンで、アミノ酸が191個つながったペプチドホルモンの構造をとっています。
10歳から14歳の頃に血中分泌量のピークを迎え、未成年の子供に対しては、背を伸ばす役割を持っています。
14歳以後は、徐々に血中分泌量は少なくなり、50歳を超えると、ピーク時の5分の1から7分の1の量に減ってしまいますが、高齢になっても体内では重要な役割を担っています。
子供に対しては、成長ホルモンは長幹骨(大腿骨など)の骨端線に働きかけ、軟骨細胞の分裂増殖、分裂した軟骨細胞の肥大化、血流中の胚細胞の骨端線軟骨細胞への分化誘導などの役割を通じて、子供の背を伸ばしていると推測されています。
したがって、子供の成長ホルモンが十分に分泌されなければ、背が十分に伸びず低身長状態が続いてしまいます(成長ホルモン分泌不全性低身長症)。
成人に対しては、筋肉に対する蛋白合成作用、心筋収縮力増強作用、線維芽細胞のコラーゲン・ヒアルロン酸合成能力の向上、腸周囲のホルモン感受性リパーゼを活性化させることによる内臓脂肪の減量作用、脳に対する何らかの作用を有しています。
成長ホルモンの主な働きは、標的器官に分泌されることでその組織の成長を促す事と、代謝をコントロールする事です。これらは、成長ホルモンの信号を受信することのできる受容体の存在が必要で、この組織に働きかけを行う事で、成長や代謝が促進されます。 前者の働きでは、例えば、骨の骨端線(こったんせん)に働きかける事で、骨を成長させる事ができます。また骨だけではなく、女性であれば、バストのラクトゲン受容体に働きかける事で、バストの成長に関わってきます。 また、組織の成長だけではなく、代謝を促進する働きもあり、脂肪細胞が燃焼しやすくする働きや細胞の結合を強くする働きなどがあるほかに、病気への抵抗力を引き上げたり、筋肉をはじめとする細胞の修復を促進したりなど、私達の体がより健康的になる上でとても重要な役割があるのです。 それから、働きかけには2つの経路が存在していて、一つは、脳下垂体から、各組織の受容体へと直接働きかけるパターン。もう一つは、肝臓を経由してIGF-1(インスリン様成長因子-1、ソマトメジンC)という別の成分に変わってから、各組織へ働きかけを行うパターンです。 肝臓は、体内に取り込まれた栄養が一時的に貯蔵される場所なので、ここから各組織に運ばれたほうが、効率が良くなります。コラーゲンやヒアルロン酸の合成が促進され、肌の新陳代謝が活性化されることにより、肌の若返りを実感できます。
若返りのためには、必須のホルモンですね。
ノコギリヤシと腎臓
Posted by antiage on 2016年10月2日

ノコギリヤシの効果
腎臓の機能を改善し、クレアチニン値を下げる効果も期待されるノコギリヤシには、有効成分β-シトステロールも含有。 このβ-シトステロールというのは植物ステロールの一種で、ヨーロッパではすでに良性の前立腺肥大症の治療に採用されています。 実は、5αリダクターゼを抑制する機能がノコギリヤシにはあるそうです。 つまり、DHTの生成を抑制して、前立腺肥大を改善しているのでしょう。 弱いフィンペシアですかね。クレアチニン値
クレアチニンとは、筋肉を動かすときに必要なクレアチンという、アミノ酸が分解されたあとに出てくる老廃物だと言われています。 クレアチニンは、筋肉周辺の血流に乗って、最終的には腎臓にたどりつき、そこで血液がろ過されると、老廃物であるクレアチニンは体には不要な物質なため、尿として排出されます。 クレアチニンは腎臓の糸球体で濾過されますが、尿素窒素とは違って尿細管ではほとんど再吸収されずに、尿中に排泄されます。 しかし、腎臓が病気になるとろ過機能が衰えて、クレアチニンが尿ではなく血液に戻されてしまうことがあります。そのため、血液中のクレアチニンの量を計ることで、腎臓の状態を把握できると考えられています。 血液検査におけるクレアチニンの基準値を超える場合、下回る場合に疑うべき病気などが様々あり、単位はmg/dLを用います。クレアチニンは食事の影響を受けないで、常に一定量生産され、ほとんど体内に再吸収されることなく、腎臓からのみ排泄されます。 腎機能が低下すると腎臓から排出されず、血液中にたまり、クレアチニンの値は上がります。ただし、筋肉量に比例するため、筋肉が多い人ほど濃度が高く、筋肉の少ない人は低くなります。 しかし、クレアチニンは腎機能(糸球体濾過率)が50%以下になるまでは上昇しないため、軽度の腎機能障害の判定には適当とはいえません。そこで診断にあたっては腎糸球体機能の変化をさらに正確に測定するクレアチニン・クリアランスを行ないます。 クレアチニンはどのように検査するのか? 血液を採取し、酵素を利用した試薬を加え、比色計で色の変化を調べます。食事については制限などはありませんが、検査前日からは激しい運動などは控えてください。 基準値の範囲- 男性…0.5~1.1mg/dl
- 女性…0.4~0.8mg/dl