アスタキサンチンの強い抗酸化作用
アスタキサンチンは活性酸素を除去して酸化を防ぐ「抗酸化作用」に優れていて、 その働きはカロテノイドの仲間の中でも群を抜いています。 活性酸素にもいくつか種類があるのですが、アスタキサンチンは 特に「一重項酸素」の消去に高い効果を発揮します。 一重項酸素は、紫外線を浴びた時や体内でエネルギーを生成する時に発生する活性酸素です。 アスタキサンチンには、コエンザイムQ10の約1000倍の一重項酸素消去能があります。腎臓機能の改善
クレアチ二ンは、筋肉運動のエネルギー源となるアミノ酸の一種が代謝されてできた物質です。 尿酸や尿素窒素と同様に老廃物のひとつです。 クレアチニンは腎臓の糸球体で濾過されますが、尿素窒素とは違って尿細管では ほとんど再吸収されずに、尿中に排泄されます。 クレアチニンは、腎臓が正常にはたらいていれば、尿として体外に排泄されます。 つまり血液中のクレアチニンが多いということは、腎機能が障害されているということになります。 アスタキサンチンは、その高い抗酸化力でサプリメントや化粧品によく利用されていますが、 アスタキサンチンには腎臓の機能を強化する働きがあるとも言われているのです。ヤマハ発動機では、アスタキサンチンを18人の被験者に飲んでもらい、腎臓機能との関係を調べるという試験を行いました。 その結果、腎臓の働きを調べる糸球体濾過率や腎クリアランスの改善が見られたそうです。 特に、腎クリアランスについては24.5%増加したとのことで、これは素晴らしい効果です。 また、それとは別に腎臓の病気に悩む人がアスタキサンチンのサプリメントを飲み続けていると、腎臓の機能低下の程度を調べるクレアチニンの値が改善した、という例もあります。 現在考えられている事としては、アスタキサンチンの抗酸化力は元々糖尿病や高血圧などの生活習慣病には効果を発揮する事が分かっていますが、それらが改善される事で体内に良い影響を及ぼし、全体的に身体が健康になったのではないか、その結果、腎臓にも良い影響が出たのではないか、という事です。 ピンポイントで腎臓に効果があるのではなく、生活習慣病の改善が間接的に腎臓にも影響を及ぼした、と考えるのが現時点では一般的なようです。私は、寧ろ、アスタキサンチンの抗炎症作用に注目しています。 抗炎症作用が活発に作用する体質になれば、免疫が有害なバイキンを攻撃をして炎症を起こしても重度な症状にならずにできるからです。 腎臓は、痛風腎になっても炎症を起こします。 現代人は、この痛風腎を知らず知らずのうちにわずらっている人が多いのではないでしょうか。 痛風患者は、年々増加の一途を辿っています。 痛風とは、尿酸結晶が血液中に生じて、毛細血管を塞いでしまうために起こります。 腎臓は、当に毛細血管の過密地帯で、尿酸値が高いとここにも尿酸結晶が析出し、毛細血管の血流悪くします。 そうなると、体は、免疫機能を働かせて、この異物を排除しようとします。 その活動結果、発熱し、炎症を起こすのです。 このように腎臓が炎症を起こしている状態を痛風腎と呼んでいます。 これを改善してくれるのが、アスタキサンチンの抗炎症作用です。 アスタキサンチンの抗炎症作用で炎症が抑えられた結果、腎機能は改善します。 そう考えると、ヤマハ発動機の研究結果は頷けます。 詳しくは、「尿素結晶で毛細血管が詰まる」こちらを参照してください。
クレアチニン検査
血液を採取し、酵素を利用した試薬を加え、比色計で色の変化を調べます。 食事については制限などはありませんが、検査前日からは激しい運動などは控えてください。 基準値の範囲- 男性…0.5~1.1mg/dl
- 女性…0.4~0.8mg/dl
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