Posted by antiage on 2016年5月28日
なぜ加齢により筋肉量が減るのでしょうか?
加齢とともに筋肉量が減少するのは、筋繊維の数が減って筋委縮が生じるためです。
特に「速筋繊維」の委縮は顕著。
個人差はありますが、40歳位から委縮は始まっています。
筋肉は加齢とともに、筋肉を構成する筋繊維数の減少と筋繊維自体が萎縮してしまうことによる、筋肉量の低下がみられます。
加齢による筋変化は筋繊維自体の変化よりは筋肉量の減少が主で、加齢に伴う筋力低下の本質は筋萎縮です。
筋肉の重量は、成人で体重の約40%に達します。個人差はありますが、年齢と筋肉量の変化について、40歳から年に0.5%ずつ減少し、65歳以降には減少率が増大され、最終的に80歳までに30%から40%低下がみられるといわれています。
それに対して加齢による筋力の変化は筋肉量の変化より遅れて、50歳まで維持され、50歳から70歳では10年間に15%ずつ減少するといわれています。
瞬発的に大きな力を発揮する「速筋繊維」が主体で衰えていくため、
年とともに機敏な動作が苦手となりゆっくりとした動作となっていくのですね。
したがってウォーキング、ランニングのような持久的なトレーニングも必要ですが、
すばやい動作を行うためには、筋トレも必要なのです。
男女とも体幹部、全身と比較して下肢では減少が大きく、50歳で約10%、 80歳で約30%も減少してしまいます。
「老化は足から」と言われているように、若さを保つために足を鍛えていきましょう。
また60歳を過ぎるとどの部位においても急激に減ってしまいます。維持できるように、活動量を高める生活を送るように、
若いうちから習慣づけていくようにしましょう。