日: 2016年5月15日

サーチュイン遺伝子とは

サーチュイン遺伝子って何?

  サーチュイン遺伝子は、長寿遺伝子または長生き遺伝子、抗老化遺伝子とも呼ばれ、その活性化により生物の寿命が延びるとされる。 サーチュイン遺伝子の活性化により合成されるタンパク質、サーチュイン(Sirtuin)はヒストン脱アセチル化酵素であるため、ヒストンとDNAの結合に作用し、遺伝的な調節を行うことで寿命を延ばすと考えられている。 つまり、サーチュイン遺伝子とは、タンパク質、サーチュインの合成に関与する遺伝子のこと。   NHKが取上げて放送した結果、高価なサプリが売れているらしい。(一般大衆は単純だよね) 2015年1月3日から放送されているNHKスペシャル『NEXT WORLD 私たちの未来 』。 「不老不死」をテーマにした第2回目の放送で紹介された成分「NMN」への注目が高まっている。 NMNは、「長寿」に関係する「サーチュイン遺伝子」を活性化させる働きがある成分だ。 サーチュイン遺伝子の寿命延長効果は、酵母・線虫・ショウジョウバエで報告されています。 ガレンテ教授の実験では、サーチュイン遺伝子を活性化させたことで、ショウジョウバエの寿命は30%延び、線虫の寿命は50%延びたのだそうです。 しかし、これらの実験結果に否定的な報告や意見もあり、このサーチュイン遺伝子が持つ生物の寿命延長効果は、まだ確定しているわけではありません。

要するに、今、分かっていることは、NMNがサーチュイン遺伝子を活性化させる作用があることです。

  レスベラトロールによる活性化効果については、ロンドン大学ユニバーシティー・カレッジの研究チームによって否定されている。

NMNで若返りって何?

NMNとは

nmn_kiso_680_280 ビタミンB3(ナイアシン)の一種。 ニコチンアミドモノヌクレオチドの略。

ビタミンB3の一種だから、体内では生成されないのか?

ビタミンB3は、別名「ナイアシン」と呼ばれている栄養素で、サプリメントにはだいたいナイアシン(Niacin)と書かれています。 ビタミンB3は水溶性ビタミンの一種です。 糖、脂肪、タンパク質などの代謝に必要不可欠な栄養素で、皮膚や粘膜の健康に深く関わりがあります。 また、「摂り過ぎは良くないけれども、足らなさすぎても良くない」という少々小難しい栄養素です。

なんか、摂り過ぎもいけないビタミンB3の一種であるNMNも摂り過ぎはいけないのではないかと想像してしまうが、NMNは、そうではないのだろう。

 

ビタミンB3を多く含む食材

含有量が多い順にランク付けしてみました。 魚介類に多く含まれているのがよくわかる結果となっていますね。 第1位 まいたけ(64mg) 第2位 たらこ(50〜60mg) 第3位 インスタント珈琲(50mg) 第4位 かつお節(45mg) 第5位 めんたいこ・かつお(20mg) 第6位 煮干し・落花生・バターピーナッツ・干し椎茸・レバー(牛/豚)(17mg) 第7位 さば・いわし(15mg) 第8位 鶏ささみ(12mg) 第9位 さんま・ぶり・わかめ(10mg) 第10位 エリンギ(8mg)  

調理方法

ビタミンB3は水溶性ビタミンの一種です。 また、熱に対して強い性質を持っていることから、ビタミンB3を多く含む食材を調理する場合、加熱調理をしても消失することがありません。 ただ、魚介類を調理する場合は、水溶性なので煮汁と一緒に捨ててしまうことになりかねません。 できるだけ使い切る調理方法が良いと思われます。   「長寿」に関係する遺伝子である「サーチュイン遺伝子」を、活性化させる働きがあるといわれる。