Posted by antiage on 2016年5月1日
歯周病は糖尿病の一因
歯周病と糖尿病は全く違った病気です。
しかし、以前から歯周病は糖尿病の合併症の一つであると言われてきました。
それはなぜなのでしょうか。歯周病と糖尿病の関係として以下のことがあげられています。
・糖尿病の人が歯周病である確率は通常の人に比べ約2倍
・糖尿病患者は歯周病が重症化しやすい傾向がある
・糖尿病の罹患期間が長い人ほど歯周病の罹患率が高い
・血糖値がよくない人ほど歯周病が重症化しやすい
・歯周病が重症化しているほど血糖値がよくない
・歯周病の人は糖尿病でなくても糖尿病の危険があることが多い
・糖尿病の人が歯周病をしっかり治療をすると血糖値が改善される
以上の事から、歯周病と糖尿病は何らかの繋がりがあると見ることができます。
思うに、歯周病菌の繁殖が糖尿病を引き起こしていると考えるとこれらの事実を説明できる。
歯周病菌は、口から胃、腸へと行き、腸内フローラの構成を変えてしまうほど繁殖力が強い。
この腸内フローラの細菌構成が糖尿病と関係していることが、最近分かってきた。
歯周病菌は、糖尿病を誘発する因子であるのだろう。
皆さん、歯周病を治しましょう。