Posted by antiage on 2015年12月20日
脳の老化は、生まれたときから始まっているのだろうか。
ホルモンの減少とともに始まる。
私は、今、そう考えている。
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単純に細胞の数は、140億個から、加齢とともに脳細胞が破壊され、70歳になるころには半分の70億個に減っていると言われている。
だが、最近の研究では、認識や知覚などの重要な働きをつかさどる大脳皮質には、大人になっても新しい脳細胞が付け加わっていることがわかった。
この大脳皮質は、身体が成長している時期に著しく成長しているのだが、身体の成長が止まっても成長している。
勿論、その成長の度合いはかなり落ちているが、老化だから仕方がないと諦める必要はない。
今まで、成長が止まると思われていたのだが、現実には知識は成人後も増えるので、実際とはそぐわない考えだったのだろう。
成人した後に新しいことを覚えられないとか、進歩が止まるということはない。
しかし、40歳を過ぎたころから、物忘れが多くなったり、計算が遅くなったり、覚えだせないことが多くなったと感じるのも確かだ。
これは、そのころ、様々なホルモンの分泌がピーク時の半分以下になっていることと呼応する。
性欲、食欲、ホルモン分泌、自律神経などは、大脳の奥深くにある視床下部、下垂体などが関係しています。
その近くには、恐怖心や不安に関係する扁桃体と、匂いや触覚などの本能的な記憶を保存する海馬があります。